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ツアー・オブ・ジャパン 2024 第8ステージ SPEEDチャンネル 東京ステージ<レースサマリー>

⽇時:2024年5⽉26⽇(日曜⽇) 
⽇時:2024年5⽉26⽇(土曜⽇) 
場所:東京都大田区
天候:曇り20℃
来場者数:32,000人

マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)がステージ2勝目! ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)が総合優勝に輝く

ツアー・オブ・ジャパン最終日となる8日目は、東京・大井埠頭を舞台とするSPEEDチャンネル東京ステージ。1周6.5km周回コースを16周回する104km。個人総合優勝争いは、ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)が2位に2分以上の大差をつけており、この日の焦点は僅差のポイント勝争いとステージ優勝となった。

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1周目から逃げを狙う選手のアタックが連続するが決定的な動きが生まれない。ポイント賞リーダーの寺田吉騎(シマノレーシング)が4周目と8周目に設定された中間スプリントポイントを先頭で通過しポイント加算に成功する。

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10周目に7名の逃げグループが形成され、集団に対して30秒近い差を稼ぎ出す。残り3周でこのグループから河野翔輝(日本ナショナルチーム)とサミュエル・ジェンナ(チーム ブリッジレーン)の2名が飛び出し先頭に立つ。

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ジェンナが河野を振り落とし単独先頭で残り2周回を迎えるが、メイン集団がほどなくして吸収する。カウンターで森田叶夢(京都産業大学)が飛び出す場面も見られたが、最終的に集団一つでフィニッシュラインへ。

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僅差のスプリントを制したのはマッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)で、京都ステージに続く今大会2勝目を飾った。集団内でレースを終えたジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)が総合優勝に輝いた。

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ポイント賞争いはレース序盤に動いた寺田が、山岳賞は中井唯晶が獲得し、シマノレーシングは2枚の特別賞ジャージを手に入れた。

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ステージ優勝 マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)のコメント:
「今日は美しい一日でしたね。私たちは一週間、総合リーダーのカルボーニのために走ってきました。私は昨日のステージは力を温存することに専念しました。今日の東京のステージを狙っていたからです。個人的には第2ステージで優勝し、そして今日の東京でも優勝。最終的にチームは今大会4勝と総合優勝を獲得できました。とても嬉しく思います。」
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個⼈総合時間賞(グリーンジャージ)ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)のコメント:
「JCL TEAM UKYOの選手として、日本で初めて出場するレースということでいい結果をチームにもたらしたいと意気込んで臨みました。平坦なステージがなく、いつもアップダウンが続くハードなレースでした。ヨーロッパと違って周回コースのレースが多かったですが、これは観戦に来るファンにとってはいいことではないでしょうか。グリーンジャージを着て最終日を終えたことを嬉しく思います。今回のレースを通して、日本のファンの素晴らしさを知りました。また出場して、総合優勝を目指したいですね。」 
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個⼈総合ポイント賞(ブルージャージ)寺田吉騎(シマノレーシング)のコメント:
「8日間のレースを走るのは初めてのことで、最初はホワイトジャージやブルージャージを着ることになるなんてまったく想定していませんでした。堺国際クリテリウムでのワンツーフィニッシュ、そして堺ステージの2位でチームの士気が高まりました。ポイント賞ジャージを着てレースを終えたことを嬉しく、また同時に驚いてもいます。今大会で満足できたのは、美濃ステージの集団スプリントで3位になったことです(ステージ5位)。一番キツかったのは綿半 信州飯田ステージです。なんとかポイントを獲得しようと粘ったのですが、残り一周で遅れました。強化を続けて、来年はちゃんと最後まで残れるようになりたいと思います。」
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個⼈総合⼭岳賞(レッドジャージ)中井唯晶(シマノレーシング)のコメント:
「山田選手と寺田選手の堺国際クリテリウムでのワンツーと、寺田選手の堺ステージ2位でシマノレーシングが波に乗りました。この勢いのまま8日間走り抜けました。僕自身も京都ステージで逃げに乗り、そこで獲得した山岳ジャージを誰にも渡すことなく走りきれました。今はほっとしています。地元が近いこともあり、京都ステージのコースは熟知していて、得意です。ハードだったのは綿半 信州飯田ステージ。自分には厳しい上りでしたが、ここで一回ポイントを加算できたのは良かったです。」
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新人賞(ホワイトジャージ)ニコラス・ヴィノクロフ(アスタナ カザクスタン ディベロップメントチーム)のコメント:
「何度も言っていますが、TOJは運営も丁寧ですごくいいレースでした。また近い内に日本でレースができることを願っています。ホワイトジャージは自分にフィットしていると思いますし、このジャージを守り切ることが出来てハッピーです。富士山ステージはずっと全開で走りましたが、本当にタフな一日でした。ステージ優勝した綿半 信州飯田ステージは自分向きだったと言えますが、ここもまたハードなコースでした。(プロトンで唯一のワールドチーム所属であることを受けて)将来はツールやジロ、ブエルタといったグランツールに出場したい。そして、ステージ優勝を狙ってみたいと思っています。」
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チーム総合時間賞    チーム ブリッジレーン
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第8ステージ SPEEDチャンネル 東京ステージ順位
1位    マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)2時間14分11秒 
2位    リース・ブリットン(セント パイラン)+0秒
3位    岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)+0秒

個⼈総合時間賞(グリーンジャージ)
1位 ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)18時間55分45秒 
2位 クドゥス・メルハウィ・ゲブレメディン (トレンガヌサイクリングチーム)+2分06秒 
3位 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+2分12秒

個⼈総合ポイント賞(ブルージャージ)
1位 寺田 吉騎(シマノレーシング)82pt
2位 マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)68pt
3位 ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)62pt

個⼈総合⼭岳賞(レッドジャージ)
1位 中井 唯晶(シマノレーシング)32pt
2位 ニコラス・ヴィノクロフ(アスタナ カザクスタン ディベロップメントチーム)18pt
3位 ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)15pt

個⼈総合新人賞(ホワイトジャージ)
1位    ニコラス・ヴィノクロフ(アスタナ カザクスタン ディベロップメントチーム)    
2位    ザッカリー・マリッジ(チームブリッジレーン)    
3位    マシュー・グリーンウッド(チームブリッジレーン)    

チーム総合
1位 チーム ブリッジレーン 57時間0分53秒
2位 JCL TEAM UKYO +1分37秒
3位 ルージャイ インシュアランス +4分59秒

RTA賞    寺田吉騎(シマノレーシング)

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