ツアー・オブ・ジャパン 2025

うだつの上がる町並みをパレードスタートした選手達は長良川にかかる橋を渡り周回コースへと入りリアルスタート。

リアルスタートした集団からは頻繁なアタックがかかりその中から、宇田川 塁（ART）、アイマン・チャヒヤディ（TSG）、ヨン・クノレ（RRN）がアタックを成功させ早くも逃げを決めた。
フィニッシュ・コントロール地点の美濃和紙の里会館を通過し残り6周を過ぎたあたりで風間 翔眞（SMN）、カーター・ベトルス（ROI）の2名が先頭を猛追し逃げの3名に加わり逃げ5名の集団が形成された。

逃げを決めた5名はメイン集団とのタイム差を広げていき、2周目途中では3分40秒ほどのタイム差にし、3周目に入る頃には先頭と集団とのタイム差は4分5秒まで広がっていた。
しかし集団もペースを上げ残り2周途中で集団とのタイム差は1分15秒にまで縮まったが、逃げの5名もペースを上げ逆に集団とのタイム差を広げ、ファイナルラップ突入時には集団と2分程のタイムを広げた。

逃げの5名はファイナルラップでもスピードを上げ集団とのタイム差を2分30秒まで広げたが、残り5kmを過ぎた地点あたりで風間 翔眞（SMN）、カーター・ベトルス（ROI）、ヨン・クノレ（RRN）がさらにアタックをかけ先頭は3名になった。
しかし宇田川 塁（ART）、アイマン・チャヒヤディ（TSG）も粘りをみせ先頭3名に追いつき先頭は再び5名になった。
先頭5名のままレースは終盤になり、宇田川 塁（ART）が約1kmに及ぶ5名でのゴールスプリントを制し美濃ステージ優勝を手にした。