NTN presents 2018 Tour of Japan
2018年5月20日~5月27日
2016年大会で総合2位のリザルトを残しているマルコス・ガルシア選手(キナンサイクリングチーム)が、クイーンステージとなる富士山ステージを制し、アジアでも有数の過酷さを誇るツアー・オブ・ジャパンで個人総合優勝を飾った。また、団体総合でも個人総合でワンスリーフィニッシュを達成したキナンサイクリングチームが見事頂点に立った。
2017年に引き続き世界最高峰のUCIワールドチームであるバーレーンレ・メリダが出場。初日の『堺ステージ』を制したのは「スピードの国」イギリスからやってきたイアン・ビビー選手(JLT・コンドール)。3年目となる『京都ステージ』は、ラスト1kmで集団から飛び出した雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)が見事ステージ優勝を飾る。続く『いなべステージ』は、昨年のステージ優勝者マルコ・カノラ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)を残り50mでかわしたグレガ・ボレ選手(バーレーン・メリダ)が制覇。初の雨開催となった平坦基調の『美濃ステージ』は、恒例のど迫力集団スプリントに持ち込まれ、プロコンチネンタルチームに所属するミッヘル・ライム選手(イスラエル・サイクリング・アカデミー)が制した。総合争いがはじまる『南信州ステージ』は、最後に二人で抜け出したトマ・ルバ選手(キナンサイクリングチーム)がステージ優勝を飾り、自身2度目となるリーダージャージを獲得。クイーンステージとなる『富士山ステージ』では、リーダージャージを着るトマ・ルバ選手のチームメイトであるマルコス・ガルシア選手(キナンサイクリングチーム)が快走をみせ、ステージ優勝を飾るとともにリーダージャージをチームメイトから引き継ぐ。そして、個人総合最終決戦となる『伊豆ステージ』は、グレガ・ボレ選手が(バーレーン・メリダ)中盤に抜け出してステージ2勝目を飾り、総合では終始レースをコントロールしたキナンサイクリングチームがマルコス・ガルシア選手をしっかりと守ってジャージをキープ。最終の『東京ステージ』は、終盤に最強のトレインを組んだチーム・イルミネイトのマルティン・ラース選手が集団スプリントを制してステージ優勝を飾る。そして、マルコス・ガルシア選手が悲願の個人総合優勝を決めた。なお、日本人選手での個人総合最高順位は総合9位に入った中根英登選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)。また、ポイント賞はステージ2勝を挙げたグレガ・ボレ選手。山岳賞は伊豆ステージでジャージを奪った鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)。新人賞はクリス・ハーパー選手(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム)がそれぞれ獲得した。団体総合時間賞では個人総合時間でワンスリーフィニッシュを達成したキナンサイクリングチームがトップとなった。
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堺ステージ | 2.6km | イアン・ビビー(JLT・コンドール) | 0:03.12 |
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京都ステージ | 105.0km | 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) | 2:49:29 |
いなべステージ | 127.0km | グレガ・ボレ(バーレーン・メリダ) | 3:11:57 |
美濃ステージ | 139.4km | ミッヘル・ライム(イスラエル・サイクリング・アカデミー) | 3:23:59 |
南信州ステージ | 123.6km | トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) | 3:13:35 |
富士山ステージ | 32.9km | マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム) | 1:19:19 |
伊豆ステージ | 120.8km | グレガ・ボレ(バーレーン・メリダ) | 3:29:53 |
東京ステージ | 112.7km | マルティン・ラース(チーム・イルミネート) | 2:23:12 |
1位 | マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム) | 19:57:25 |
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2位 | ヘルマン・ベルシュタイナー(バーレーン・メリダ) | +35" |
3位 | トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) | +53" |