NTN presents 20th Tour of Japan
2017年5月21日~5月28日
ディフェンディングチャンピオンのオスカル・プジョル選手(チーム右京)が、2年連続でクイーンステージとなる富士山ステージを制し、アジアでも有数の過酷さを誇るツアー・オブ・ジャパンで個人総合2連覇を達成した。また、団体総合でもUCIアジアツアーの年間王者を狙うチーム右京が、強力なメンバーを揃えて見事総合優勝を勝ち取った。
2017年に新たに発足した中東初のUCIワールドチーム、バーレーンレ・メリダがTOJに初登場。初日の『堺ステージ』を制したのは、アメリカ人のスピードマン、ダニエル・サマーヒル選手(ユナイテッドヘルスケア・プロフェッショナル・サイクリング・チーム)。2年目となる『京都ステージ』は、ラストラップでの単独攻撃を成功させたジロ・デ・イタリアでのステージ優勝経験もあるイタリア人ライダー、マルコ・カノラ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が制し、続く『いなべステージ』でもチームメイトの強力なアシストを受けたマルコ・カノラ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が、名物イナベルフを一気に駆け上がってステージ2勝目を飾る。平坦基調の『美濃ステージ』は序盤から全日本チャンピオンの初山選手(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)が連日の逃げをみせて山岳ポイントを積み上げていき、最後はゴールスプリントを制したジョン・アベラストゥリ・イサガ選手(チーム右京)がステージ初優勝を飾った。最初の総合争いの場となる『南信州ステージ』は、再びチームメイトの効果的なアシストを受けたマルコ・カノラ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が僅差で小集団のスプリントを制して前人未到の同一大会ステージ3勝目を挙げる。クイーンステージとなる『富士山ステージ』では、前年覇者のオスカル・プジョル選手(チーム右京)が再び快走をみせ、2年連続で38分台の驚異的なタイムを叩き出してステージ優勝を飾るとともにリーダージャージも手に入れた。そして、個人総合最終決戦となる『伊豆ステージ』では、チーム右京勢が完璧にレースをコントロールし、序盤から飛び出したマルコス・ガルシア選手(キナンサイクリングチーム)が最後まで逃げ切って嬉しいステージ優勝を獲得した。最終の『東京ステージ』は前年に続き逃げ切りの展開となり、最後はUCIワールドツアーの意地をみせた、ヨン・アンデル・インサウスティ選手(バーレーン・メリダ)が逃げ集団から更に飛び出してステージ優勝を飾る。そして、オスカル・プジョル選手(チーム右京)が2年連続での個人総合優勝を決めた。なお、日本人選手での個人総合最高順位は、総合12位の西薗良太選手(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)。また、ポイント賞は、脅威のステージ3勝を挙げたマルコ・カノラ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)。山岳賞は、日本人選手としては20年ぶりの快挙となった初山翔選手(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)。新人賞はドメン・ノヴァク選手(バーレーン・メリダ)がそれぞれ獲得した。団体総合時間賞では、個人総合時間でワンツーフィニッシュを達成したチーム右京がトップとなった。
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堺ステージ | 2.65km | ダニエル・サマーヒル(ユナイテッドヘルスケア) | 0:03.15 |
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京都ステージ | 105.0km | マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) | 2:44:17 |
いなべステージ | 127.0km | マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) | 3:11:54 |
美濃ステージ | 139.4km | ジョン・アベラストゥリ・イサガ(チーム右京) | 3:22:04 |
南信州ステージ | 123.6km | マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) | 3:10:05 |
富士山ステージ | 11.4km | オスカル・プジョル(チーム右京) | 0:38:50 |
伊豆ステージ | 122.0km | マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム) | 3:30:53 |
東京ステージ | 112.7km | ヨン・アンデル・インサウスティ(バーレーン・メリダ) | 2:14:47 |
1位 | オスカル・プジョル(チーム右京) | 19:00:52 |
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2位 | ネイサン・アール(チーム右京) | +1'40" |
3位 | ハミッド・ポルハーシェミー(タブリーズ・ シャハルダリ ・チーム) | +1'42" |