Tour of Japan 2023
2023年5月21日~5月28日
コロナ禍を乗り越えて4年ぶりに全8ステージのフルスペック開催となった記念すべき第25回大会は、ディフェンディングチャンピオンのネイサン・アール擁するJCL TEAM UKYOが個人総合争いで圧倒的な力をみせつけ、ネイサン・アールの個人総合時間順位2連覇を達成するとともに、チームメイトの岡篤志も総合3位に食い込み、団体総合でもJCL TEAM UKYOが4度目の勝利を飾った。
4年ぶりに全8ステージのフルスペック開催となった記念すべき第25回大会の「ツアー・オブ・ジャパン 2023」。初日の個人タイムトライアル『堺ステージ』を制したのは、世界的に注目を集めるアメリカの若手、ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)。続く『京都ステージ』では、堺国際クリテリウムを制したゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ)が集団スプリントを制して初ステージ優勝を飾る。『いなべステージ』は、スタートアタックを決めたカーター・ベトルス(ヴィクトワール広島)が大会史上に残る劇的な大逃げを決めてステージ優勝。例年通り大集団でのスプリント勝負に持ち込まれた『美濃ステージ』は、僅差でルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)が差し切ってステージ2勝目。本格的な総合争いがはじまる『信州飯田ステージ』は、序盤に形成された逃げグループに乗った岡篤志(JCL TEAM UKYO)が小集団スプリントを制してTOJ3勝目を挙げて個人総合トップに立つ。上り一本勝負となったクイーンステージの『富士山ステージ』は、ディフェンディングチャンピオンのネイサン・アール(JCL TEAM UKYO)が独走でステージ優勝を飾り個人総合でもチームメイトの岡からリーダージャージを引き継ぐ。『相模原ステージ』は、圧巻のパワーとスピードでスプリント勝負を制したルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)が今大会ステージ3勝目を挙げた。最終の『東京ステージ』は、チームメイトの完璧なリードアウトを受けた窪⽊一茂(チームブリヂストンサイクリング)が、スプリント勝負を制して有終の美を飾る。個人総合時間賞はネイサン・アール(JCL TEAM UKYO)が2連覇を達成。日本人選手での個人総合最高順位は岡篤志(JCL TEAM UKYO)の総合3位表彰台。また、ポイント賞はステージ3勝を飾り下馬票通りの強さをみせたルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)、山岳賞はレオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島)、新人賞はリアム・ジョンストン(トリニティ・レーシング)がそれぞれ獲得した。団体総合時間賞ではJCL TEAM UKYOが4度目の頂点に立った。
堺ステージ | 2.6km | ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) | 0:03.06 |
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京都ステージ | 103.6km | ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ) | 2:43:08 |
いなべステージ | 127.0km | カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島) | 3:15:29 |
美濃ステージ | 137.3km | ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) | 3:08:01 |
信州飯田ステージ | 120.9km | 岡篤志(JCL TEAM UKYO) | 3:06:11 |
富士山ステージ | 11.4km | ネイサン・アール(JCL TEAM UKYO) | 0:40:14 |
相模原ステージ | 107.5km | ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) | 2:23:26 |
東京ステージ | 112.0km | 窪⽊一茂(チーム ブリヂストン サイクリング) | 2:22:30 |
1位 | ネイサン・アール(JCL TEAM UKYO) | 17:45:01 |
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2位 | ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島) | +45 |
3位 | 岡篤志(JCL TEAM UKYO) | +55 |