3rd TOUR OF JAPAN
1998年5月17日~24日
ボウエンからマコーマックにエースをチェンジしたサターンチームが圧勝。
第3回ツアー・オブ・ジャパンには、前年の覇者バート・ボウエンが登場。個人総合の連覇をねらって挑んだ初日の大阪ステージでは、チームメートのマイケル・マッカーシーが制して、サターンチームとしては幸先のいいスタートを切った。リーダージャージを着たマッカーシーは鈴鹿も難なくそれを守り、山岳ステージでボウエンに譲ると予想され、ライバルチームの誰もがボウエンをマーク。ところがサターンは、ボウエンを集団の中に温存させ、アシスト役のフランク・マコーマックをアタックさせるといった戦法を取った。ライバルチームがボウエンをマークしているすきに、マコーマックは独走勝利を決め、総合成績でも一躍トップに立った。サターンチームとしてはチーム内から総合優勝者を出すことが唯一の目標だったのだ。マコーマックはそのまま最終ステージまで逃げ切るが、まさにチーム戦略の重要さを見せつけた勝利だった。
大阪ステージ | 140.8km | マイケル・マッカーシー(サターン) | 3:09:10 |
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鈴鹿ステージ | 146.6km | マルクス・ユーングクイスト(カンティナトッロ) | 3:28:31 |
修善寺ステージ | 136km | フランク・マコーマック(サターン) | 4:06:57 |
富士ステージ | 134.1km | エリック・ポティロン(日本鋪道) | 3:13:19 |
宇都宮ステージ | 154.5km | クリスチャン・ウェグマン(ディコンチネンタレ) | 4:05:40 |
東京ステージ | 147.2km | マイケル・マッカーシー(サターン) | 3:28:24 |
1位 | フランク・マコーマック(サターン) | 21:35:21 |
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2位 | ヤロスラフ・ビレク(ZVVZ-DLD) | +2:15 |
3位 | アンドレアス・ワルツァー(ディコンチネンタレ) | +2:19 |