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<レースレポート> 2021 ツアー・オブ・ジャパン第2ステージ 相模原

宇都宮ブリッツェン増田成幸は総合首位をキープ!

⽇時:2021529⽇(土曜⽇)

天候:晴れ 22℃

距離:<パレード4.6> + <11.9 + 13.8 x 7周 = 108.5>

 

529⽇(土)、ツアー・オブ・ジャパン2⽇⽬ 2021年、新たにステージに加わった相模原ステージは東京オリンピックのロードレースコースの一部を使用する。橋本駅周辺の市街地からパレードスタートし、鳥居原ふれあいの館周辺の周回コースを7周回する、アップダウンの厳しいコースで個人総合の行方を争うで激しいバトルが繰り広げられた。

Start

パレード走行スタートから、4.6kmのニュートラル区間を経て、相模原市の景勝地としても知られる小倉橋からアクチュアルスタート。周回コースに入るまでのアプローチ区間では散発的なアタック合戦も決定打の出ないまま、周回コースへ入っても集団のペースが上がり続ける。

宮ケ瀬ダム入口の右折ポイントからの登り区間に差し掛かったところで、ようやく16名の逃げ集団が形成され、最初のコントロールライン通過時点でおよそ130秒のタイムギャップを築く。

集団はレースリーダーを抱える宇都宮ブリッツェンがコントロールしているものの、1周回目終了時点ではおよそ3分、2周回目終了時点でおよそ4分、3周回目終了時点では最大で546秒まで広がって行く。4周回目も逃げ集団は同じタイムギャップをキープしたまま動きが出たのは5周回目。

逃げ集団から⼊部正太朗(弱⾍ペダルサイクリングチーム)、平井光介(⽇本ナショナルチーム)が飛び出し、協調してロングスパートの逃げ込みを図る勢いであったが、5周回目終盤に元の集団にキャッチアップされる。

しかし、残り2周回となり、このアタックがきっかけで逃げ集団の動きが不安定になり、小刻みなアタックとけん制を繰り返す。誰もが逃げ切りを意識し始めたのだろう。

一方、この頃後方のメイン集団は引き続き宇都宮ブリッツェンが引っ張る状態に変わりはないが、タイムギャップを450秒程度まで縮めて徐々にペースアップ。既に逃げ集団まで追い付くのは難しい状況となったが、このままでは総合順位に影響が出るため、少しでもタイムギャップを縮めたいところだ。その状況はキナンサイクリングチームも同じ。総合12位を抱える両チームは協調して追撃態勢に入った。6周回終了時点で310秒まで詰めて来る。

最終周回に入った逃げ集団から、ステージ優勝を目指して、そして個人総合の大逆転を目指して⼩⽯祐⾺(チーム右京 相模原)が渾身の単独アタック。残り5kmまで独走するも、ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックス パワータグ)、山本元喜(キナンサイクリングチーム)がキャッチアップ。更に残り2kmで千切れかけた2名も追いつき、5名で迎えた最終局面。最後はホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックス パワータグ)、仮屋 和駿(日本大学)、山本元喜(キナンサイクリングチーム)の3名によるゴールスプリントへ。際どい接戦を制したのはホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックス パワータグ)!初開催の相模原ステージ、その初めての勝者となりました。

Finish

総合は先頭から136秒遅れでゴールするも、順位に影響することなく、増田成幸((宇都宮ブリッツェン)が首位を堅守して最終の東京ステージに向かう。

 

ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックス パワータグ)のコメント:

「昨日よりコンディションが良かったのですし、後ろとの差も良い具合につけられましたので、今日はチャンスがあるのではないかと思っていました。ただ、勝てるかどうかは最後の最後まで分かりませんでした。昨日はトップとタイム差をつけられたので、今日は自由に動けることができました。」

 

増田成幸(宇都宮ブリッツェン)のコメント:

「今日は何とかグリーンジャージを守りきったという感じですね。正直タイム差が開いたので厳しいと思いましたが、利害が一致するチームが協力し始めてくれたので、結果的にリーダージャージを守れました。今年は3日間という短縮されたTOJですが、こうして開催されて幸せに思っています。最終日もチームとしてリーダージャージを守って行きますので、引き続き応援をお願い致します。」


表彰式

●第2ステージ順位

1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックス パワータグ) 2時間 3844

2位 仮屋 和駿(日本大学) +00

3位 山本元喜(キナンサイクリングチーム)+00

 

●個⼈総合時間賞(グリーンジャージ)

1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 5時間 1611

2位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) +11

3位 山本大喜(キナンサイクリングチーム)+44

 

●個⼈総合ポイント賞(ブルージャージ)

1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックス パワータグ) 25pt

2位 仮屋 和駿(日本大学)  20pt

3位 山本元喜(キナンサイクリングチーム) 16pt

 

●個⼈総合⼭岳賞(レッドジャージ)

1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)     15pt

2位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)   12pt

3位 山本大喜(キナンサイクリングチーム)  10pt

 

●個⼈総合新賞(ホワイトジャージ)

1位 留目夕陽(日本ナショナルチーム)

2位 ⼩出樹(京都産業⼤学)

3位 仮屋 和駿(日本大学)

 

●チーム総合順位

1位 マトリックス パワータグ

2位 キナンサイクリングチーム

3位 チーム ブリヂストン サイクリング

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