STAGES/ACCESS
ステージ紹介・アクセス
#1 SAKAI
ツアー・オブ・ジャパンの幕開けを飾る第1ステージは、仁徳陵古墳(大山古墳)横をスタート地点に大仙公園を周回する一般道を使った特設コース。1周2.65kmを選手が1人ずつ出走し、コース1周のタイムを競います。スタート直後からは、トップスピードまで一気に加速。4つのコーナーでは、最短距離を走りタイムを詰めるため、選手たちは全力でペダルを踏みながらも高い集中力を保つ必要がある。最終コーナーを抜けた後の緩い登坂が、最後のスピード勝負の決め手となる。チーム戦とは違った、100分の1のタイムを競う個人実力の真剣勝負。1週間続くレースに臨む選手達の調子の指針とも言える。
#2 MINO
江戸時代初期に築かれ、地域豊かな意匠や造形をもった建造物が多く残る岐阜県美濃市。町の中心にある“うだつの上がる町並み”をスタート地点としパレード走行をし、長良川にかかる橋を渡りきると周回コースに入り、いよいよレースがスタート。大矢田トンネル手前の最高標高192mの山岳部とそこを下りきったT字路の直角コーナー。ゴール地点までの1kmに及ぶストレートなどなど。バランスのとれたコースレイアウトは、ツアー・オブ・ジャパンの醍醐味を存分に体感させてくれる。
#3 MINAMISHINSHU
飯田市の市街地、飯田駅前をスタート地点とし、風光明媚な市内7.3kmをパレード。たくさんの観戦者からの声援を受けながら、天竜川に架かる水神橋の手前からコースに入る。
標高561mの山岳ポイントまでは、10%を超える急坂を駆け上がらなければならない。そして頂上からは一転して、カーブが連続する下りコース。最後はコース名物のヘアピンカーブ“TOJコーナー”。選手たちは体力だけでなく、集中力の限界にも挑まなければならない過酷なステージ。最終回は再び水神橋を越え、1.5kmにおよぶストレートの先にゴールラインが待ち受ける。
#4 FUJI
わずか11.4kmの短さにも関わらず、競技コースとなる“ふじあざみライン”は、平均勾配10%、最大勾配22%と山頂を目指す車道で最も勾配がきついルート。競技スタート地点となる“道の駅「すばしり」横のふじあざみライン入口から富士山須走口5合目まで、一気に駆け上がるヒルクライム・レース。時によって、その巨大な頂きの影響で天候が変わりやすく、スタート地点とフィニッシュ地点の気温差も大きく変わる。
TOJステージの後半への折り返しでありながら、誰もが最難関と感じる難所。それが富士山ステージ。
#5 IZU
自転車のテーマパークとして、1965年に完成した日本サイクルスポーツセンター。このセンター内にある5kmサーキット中心に、外周の管理用道路を組み合わせ1周12.2kmのコースが伊豆ステージとなる。平坦な箇所がほとんどなく、アップダウンと細かなコーナーが連続するハードなコース。チーム戦略によって最後の上り坂での勝敗を大きく左右すると言える。そして、ここでの順位が総合争いの行方に影響をあたえる最後のチャンスともなる。同時に、山岳賞の行方が決まる。
#6 TOKYO
ツアー・オブ・ジャパンのファイナルを飾るのが、東京の中心“日比谷”をスタートとする東京ステージ。いつもは行き交う数々の車両が、スタート間際にはここまで激走に耐えてきた勇敢なロードレーサーたちに主人公の座を譲り渡す。たくさんの観客からの声援をうけ、わずか1.2kmのパレードを終えると、選手たちはいよいよ最終ゴールを目指し、飛び出していく。平坦な大井埠頭の周回コース。周回を重ねるごとに緊張感が増し、最後のゴールスプリントに注目が集まる。総合優勝を決め、栄光のグリーンジャージに袖を通すのは誰だ!?