スポーツの価値
先日、「第20回ツアー・オブ・ジャパン」の冠協賛社として大会を支えていただきました「NTN株式会社様(本社・大阪)」にご挨拶へ伺って参りました。
2018年3月1日に創業100周年を迎える同社が次の100年を見据えて掲げるのは、「トライボロジー技術をベースとした持続可能な社会の実現」などになります。
1. “トライボロジー技術”を核にして、地球環境保全分野と新エネルギー分野の将来技術を創造
2. 独創的な技術で、世界中の産業を支え、人々の暮らしの安全・安心、省エネルギーに貢献
3. サステナブルな社会(持続可能な社会)の構築に貢献
また、同社が掲げる「社会貢献事業」として、以下の4項目がホームページ上に掲載されています。
◯自転車レース「ツアー・オブ・ジャパン」への冠協賛
•自転車はエコの象徴、NTNのトライボロジー技術がもたらす地球環境保全と相通ずるテーマ
•ツアー・オブ・ジャパンは、多くの方が観戦できる地域振興の催し、地域社会貢献の意義が大きいイベント
•主催団体は、地域との関係性や次世代育成を重視、行政・学校教育機関と連携し、子供向けイベントを積極的に展開
•毎年5月は「自転車月間」、自転車の安全な利用と普及への社会貢献として位置付けている
◯ツアー・オブ・ジャパン会場における「NTN回る学校」の実施
協賛にあたっては大会を通して地域と次世代との絆を深める施策、「NTN回る学校」を実施します。NTN社員により、各地の子どもたち、観客の方々に、持続可能な社会のための省エネルギー、トライボロジー、ベアリングの考え方や技術、自然エネルギー技術などを楽しみながら学んでもらえる場をつくります。
協賛にあたっては大会を通して地域と次世代との絆を深める施策、「NTN回る学校」を実施します。NTN社員により、各地の子どもたち、観客の方々に、持続可能な社会のための省エネルギー、トライボロジー、ベアリングの考え方や技術、自然エネルギー技術などを楽しみながら学んでもらえる場をつくります。
◯地域社会への自然エネルギー商品の提供
「地域社会との共生」として、地域社会への自然エネルギー、地産地消エネルギー普及へのモデル、地域の防災への貢献のためNTNの自然エネルギー商品の地域社会への提供を行います。
「地域社会との共生」として、地域社会への自然エネルギー、地産地消エネルギー普及へのモデル、地域の防災への貢献のためNTNの自然エネルギー商品の地域社会への提供を行います。
◯従業員による地域社会貢献事業
「地域社会との共生」として、NTNの各事業場はそれぞれの立地する地域社会へきめ細かな貢献活動を行います。
「地域社会との共生」として、NTNの各事業場はそれぞれの立地する地域社会へきめ細かな貢献活動を行います。
「ツアー・オブ・ジャパン」という国際自転車ロードレースが、世界第4位のベアリングメーカーに認めていただけたのは、「ツアー・オブ・ジャパン」が単なる自転車ロードレースなのではなく、社会性を持ったスポーツイベントであったからなのは上記をみていただくとよくわかると思います。
近年、スポーツというコンテンツは、より明確な「価値」を求められるようになってきています。
「価値」には様々な種類があります。
露出を売りにするならば明確な露出量を数字で示さなければなりませんし、集客数を売りにするならばその数字と属性、そしてそこでなにができるのかを提案する必要もあるでしょう。
恐らく「スポーツの価値」というのは、アイデア次第でその可能性は無限大に膨らむ気がしますが、一方で、自らの「価値」をしっかりと提示できないスポーツというのは徐々に淘汰されていってしまう運命にあるのもまた事実です…
「競技」という「現場」のなかだけにいると、どうしても近視眼的になってしまい、「価値の創造」をおざなりにしてしまいがちです。
あるスポーツを存続・発展させていくということは、企業経営となんら変わりないわけであり、なにか一つに偏ってしまわないよう、多面的な取り組みを継続していかなければなりません。