ステージ全体会議
先週、各ステージ関係者が一堂に会する「第20回ツアー・オブ・ジャパン終了後ステージ全体会議」を開催いたしました。
8日間8ステージ化が進み、大会の規模はかつてないほど大きくなっている一方で、大会をとりまく経済的環境などは全体的に厳しさが増している状況(民間の協賛社様のサポートは拡大しております)でもあります。
今年、大会初の「冠協賛社」として「NTN株式会社様」をお迎えし、大会として新たな可能性を獲得したわけですが、長期的な目標のひとつとして掲げている「大会の民営化」に向けての道のりは、まだまだ険しく長いものであるのは変わりありません。
現在、本場ヨーロッパでは歴史ある(それこそ50年以上続いているような…)伝統的なプロレースが毎年一定数姿を消しています…
時代の変化と共に、世の中のお金の動きや仕事の進め方そのものが変化している状況のなかで、その変化に気付かずに然るべき取り組みを怠ってしまったレースというのは、継続困難に陥って企業でいう倒産に追い込まれてしまっているわけです。
もしかすると、レース主催者側の事務局員などは真面目に仕事をしてレースの存続に向けて一生懸命努力を続けていたのかもしれませんが、世の中というものは残酷なもので、いくら目の前のことに一生懸命真面目に取り組んでいたとしても、「方向性」と「戦略」が間違っていれば、いとも簡単に息の根を止められてしまったりもします。
これまで20回に亘り続いてきた「ツアー・オブ・ジャパン」という文化を絶やすことなく更に価値を高めて次世代へと受け継いでいくためにも、ステージが開催されている各開催地の皆さまのメリットをより向上させ、「ツアー・オブ・ジャパンに参入することで得をする仕組み」を構築するべく日々進化を追求していかなくてはなりません。
進化するためには、当然チャレンジが必要となりますが、それと同時に「整備・効率化」にも着手する必要があります。
正しい「方向性」と「戦略」というのが、本当に正しいかがわかるには一定の時間が必要となります。
「ツアー・オブ・ジャパンに参入してよかった」
心からそう感じていただけるように努力を継続していきたいと思います。