NTN presents 第20回 ツアー・オブ・ジャパン 公式記者発表

3月29日(水)に、東京・恵比寿のエビススバルビル内にある 「SUBARU STAR SQUARE」 に於いて、「NTN presents 第20回ツアー・オブ・ジャパン 公式記者発表」を開催いたしました。
私が「ツアー・オブ・ジャパン」の大会運営の仕事に就いたのは2014年からになりますが、2年目の2015年大会から「SUBARU STAR SQUARE」にて同記者発表を開催させていただいているので、同施設での記者発表実施は今年で3回目となります。
何事に於いてもそうですが、「同じ場所で同じことをする」ということは、基本的には回を重ねるごとに運営難易度などは徐々に低下していくものです。
そういった意味で考えると、今回の記者発表は本来であれば過去2回よりも低負荷で実施できるはずでした。
しかし、今年記念すべき20回目を迎える「ツアー・オブ・ジャパン」にとって、今回の「公式記者発表(本大会も同様)」は新たな挑戦のはじまりでもあり、その準備過程に於いては我々にとって「初めての経験」が数多く待ち受けていました。
以前にもこのブログで書いたことがありますが、「ツアー・オブ・ジャパン」は20年の歴史のなかでその運営体制を大きく変化させてきました。
恐らく、2010年以前の運営体制を現在も継続させようとしていたならば、最悪、「ツアー・オブ・ジャパン」というレースは日本から消滅していた可能性があります。
予算が大幅に削減される状況のなかで、運営体制を内製化し、大会事務局の自転車普及協会内でやれることは自分たちでやる、ということを徹底した結果、なんとか最も厳しい時期を乗り越えて現在に至っているわけです。
そして、大会運営体制が徐々に筋肉質になるなか、ステージ数はMAXの8ステージに到達し、新たな大会フィロソフィーのもと、一度は崖っぷちに立たされたナショナルステージレースは、再び様々なチャレンジを開始しながら拡大路線に舵を切りはじめたのです。
但し、かつての様な「黙っていても大きな予算を確保できる」時代はもう戻ってきません。
お金を1円でもいただくということは、1円以上の価値を出資者へ返さなくてはならない、という正常な経済観念を身につけつつ、一般社会のなかで目に見える経済効果(社会貢献も含めて)を生み出せるスポーツコンテンツを目指していかなければなりません。
すでに何度もご紹介しているように、今年「ツアー・オブ・ジャパン」は大会史上初なる「冠協賛社」として「NTN株式会社」様を迎えることとなりました。
今後、我々がどれだけのものを「NTN株式会社」様へお返しできるかが、我々にとっての新たな試金石となっていきます。



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