ステージ紹介
STAGE

The town 岐阜県美濃市

岐阜市の北東部、長良川をさかのぼったところにある美濃市は人口2万3,000人の小都市。美濃和紙の産地として有名で、市街地には防火壁の役目を果たす屋根瓦の一部「うだつ」が多く残ることから、うだつのあがる町並みとして国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された。もともと延焼を防ぐためのものだった「うだつ」は、次第に装飾用となり、財力を示すために競って立派なものが設置された。以来、社会的に成功したことを「うだつがあがる」、仕事などで成果が出ないことを「うだつがあがらない」というようになったとされる。

The stage

美濃ステージのスタートは重要伝統的建造物群保存地区のシンボルともいえる旧今井家住宅前。電線も地中化され、時代劇のセットのような落ち着いた雰囲気がある。ここから4kmのパレードを経て、1周21.3kmの周回コースに突入する。大矢田市場から大矢田トンネルまでの3kmが上り。それ以外はほとんど川沿いの高速コースだ。ゴールは大矢田トンネルから6kmほど下ったところにある美濃和紙の里会館前。これまでのツアー・オブ・ジャパンにはない中間的な要素を持つステージだが、パワーとしかけどころが要求される難コースともいえる。