堺ステージ&京都ステージ ロケハン
「ツアー・オブ・ジャパン2025」のロケハン第一弾として、村山大会ディレクター、中野技術・競技マネージャー、岡田アシスタントマネージャーらが、TOJ2025開幕ステージとなる「TOJ堺ステージ(大阪府堺市)」および「TOJ京都ステージ(京都府京田辺市・精華町)」を現地視察いたしました。
◯堺ステージ
堺ステージは、ツアー・オブ・ジャパンの開幕を飾るステージとして、その準備段階から他のステージとは異なる特徴を持っています。開幕の1週間前には大会事務局が堺市内に設置され、大会運営に必要な各種車両や機材の準備が本格化します。また、堺ステージでは各種会議や開幕前の記者会見が実施され、スケジュールもタイトで難易度の高い週末となります。さらに、実業団レースやTOJのオープニングレースとして「堺国際クリテリウム」が併催されます。堺ステージの開催地である堺市は、歴史と文化が息づく魅力的なエリアです。特に、2019年7月6日にユネスコの世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群は、堺ステージを訪れる観光客にとっても大きな見どころとなっています。この歴史的な背景が、大会の雰囲気を一層引き立てています。
堺ステージ
開催地:大阪府堺市
開催回数:24回
初回大会:1996年(第1回)
前身大会:1982年
2025年大会:5/18(日)13:35/2.6km(個人TT)予定
「堺市都市緑化センターにて、堺ステージ実行委員会の皆さま、堺市役所の皆さま、関連業者の皆さまと打ち合わせを行う。往年の名選手でもある堺ステージ実行委員会の斧委員長を中心に2025年大会の進捗状況などが共有された」
「メイン会場となる大仙公園を確認。広大なスペースだけにレイアウトの自由度が高く、チーム・選手・スポンサー・ファン・イベントエリア・表彰エリアなどがひとつに集約される」
「TOJ2025の開幕は個人タイムトライアルではじまる。選手たちの顔見せ的要素があるレースで、ひとひとりの表情と走りをじっくりと観ることができる。この辺りにスタート台が設置される予定」
「大会関係車両の準備スペースをお借りしている三宝水再生センターにご挨拶。関係車両へのステッカー貼りや無線機などの取り付けが行われる」
◯京都ステージ
大会最初のロードレースステージとなる京都ステージは、京田辺市および精華町周辺の美しい街並みと豊かな自然が調和する周回コースで開催されます。今年でコロナ禍を経て7回目の開催を数え、月曜日にも関わらず例年多くの観客の皆さんにお越しいただいております。フィニッシュ会場となる「けいはんなプラザ」周辺は閑静な住宅地であるため、丁寧な準備作業が求められます。京都ステージ実行委員会の皆様と緊密に連携し、選手および観客の安全を最優先に考えたステージ運営を目指しております。さらに、京都ステージでは地域の文化や歴史を体験できる観光スポットとの連携を強化しており、環境に配慮した運営を推進し、持続可能なスポーツイベントのモデルケースとなることを目指しています。
京都ステージ
開催地:京都府京田辺市/精華町
開催回数:6回
初回大会:2016年(第19回)
前身大会:1987年
2025年大会:5/19(月)9:25/105.0km予定
「フィニッシュ会場となるのは精華町にある関西文化学術研究都市の中心に位置する“けいはんなプラザ”で、周辺の美しい自然と近代的な街並みが絶妙に調和するエリア。この場所で表彰式が行われる」
「精華町役場内のホールで、京都ステージ実行委員会の皆さま、各自治体の皆さま、関連業者の皆さまと打ち合わせを行う」
「京都ステージのスタート会場となるのは玉露や一休さんで有名な京田辺市にある“普賢寺ふれあいの駅”」
「一般道をお借りして開催される自転車ロードレースは、毎年同じコースを使用したとしても入念なコースチェックが求められる」