IOCバッハ会長来日
11月15日(月)にIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が来日し、このあと18日まで日本に滞在します。
バッハ会長の来日が決まったあとには、「大会の中止を議論するためでは?」といった憶測が一部で飛び交っていたりもしましたが、その後、バッハ会長自身が今回の訪日が中止を議論するためではないことを明言しました。
そして、来日後の11月16日午前には、首相官邸で菅首相と30分ほど会談し、新型コロナウイルスの影響で来年に延期となってしまった東京五輪を予定通りに開催する方向で準備を進めていくことを確認したとのことです。
また、菅首相は会談の中で観客の受け入れを想定した上で開催準備を進めているとバッハ会長へ説明した模様です。
これに対してバッハ会長は、東京五輪本番でスタジアムに観客を入れることに確信を持つことができたと語り、五輪参加者や海外からやってくる観客などに対してワクチンを接種できるように努力したいと述べたようです。
尚、政府などは外国人選手らに対して一定の移動や行動制限を課した上で、入国後14日間の待機措置を免除する方向で議論しているとのこと。
また、海外からの観客についても、感染状況が深刻ではない国であれば入国後の健康管理などを条件に同様に待機処置を免除する方向で考えており、観客数の上限は来年春頃の状況をみて判断するようです。
我々「ツアー・オブ・ジャパン」としては、今回の報道のなかで以下の3点をプラスに捉えています。
○無観客での五輪開催は基本的に考えていない
○海外からの選手団に対しては一定の制限を設けた上で14日間の待機処置を免除する方向
○海外からの観客に対しても基準を設けた上で14日間の待機処置を免除する方向
「ツアー・オブ・ジャパン」としては無観客での開催は考えておらず、もし「無観客」が条件となってしまうならば、来年の開催は難しくなってしまうところです…。
また、国際大会である以上は海外チームの参加は必須であり、14日間の待機処置が緩和される方向であることは前向きな流れといえます(参加チームは選手・スタッフ共に大会前のPCR検査が義務付けられている)。
あくまで安全第一であることは言うまでもありませんが、現状「扉が閉ざされる方向」ではないことが確認できたので、引き続き大会の開催に向けて粛々と準備を進めていきたいと思います。