第二波到来、ここからが正念場
現在、スペインでは今シーズン最後のUCIワールドツアーとなる「ブエルタ・ア・エスパーニャ」が開催されています。
いよいよ今夜から3週目がはじまり、今度の日曜日(11月8日)にマドリードへ凱旋する予定となっています。
しかし、ヨーロッパでは新型コロナウイルスの第二波が猛威を振るっており、フランス、ドイツに続き、イングランドでもロックダウンの再導入が決定されました。
また、ブエルタ開催中のスペインは、ロックダウンには至ってはいないものの、緊急事態宣言を来年5月まで延長することが発表されています。
新型コロナウイルス感染症が世界中に拡大しはじめたのは今年の2〜3月頃なので、秋から冬にかけて新型コロナウイルスと人類が向き合うのは今回がはじめてとなります。
現在、世界中で感染者数が再び増加しているわけですが、ロックダウンを実施しているフランスでは保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校などは継続しているほか、サッカーの各国プロリーグや、UEFAヨーロッパリーグなどは開催を継続させています。
ロックダウン再導入自体はネガティブであるものの、一方で、春のロックダウン時に比べるといくつかの点で改善がみられているのもまた事実です。
新型コロナウイルスが拡大した当初、「今後はロックダウンの実施と解除を繰り返しながら徐々に改善に向かっていく」と語る専門家がいましたが、現状ではまさにその様な状況となっています。
現在の状況が突然改善しないことはなんとなく理解できたので、ここから先はロックダウンごとにその影響や期間が改善していくかがより重要となってくるのでしょう。
そして、世の中全体がロックダウン下に於いても経済活動を止めずに、ある意味で徐々に慣れていくことができれば、いわゆる「withコロナ」の時代に入ることになります。
日本政府は入国規制を緩和し、条件付きで帰国後2週間の待機措置を免除する決定をしました。また、中国、韓国など9カ国・地域の渡航中止勧告も解除しました。
国や地域によって状況や対応が異なる時間軸に突入しましたが、まずは新型コロナウイルス感染症が本格化してから「丸1年」を経験するここからが正念場になると思いますので、引き続き気を引き締めて準備などを進めていきたいと思います。