クルマから見た自転車
前々回の記事では「自転車通勤の問題点」などを取り上げてみました。
やはり、日本で日常的に自転車に乗るにはまだまだ多くの問題が山積しています。
それでも、私がロードバイク(当時はロードレーサーと呼ばれていた)に乗り始めた頃(1985年)に比べると、現在の車道の走行環境はかなり良くなっているといえます。
当時は、車道の左端を走っているだけでクラクションを鳴らされ、幅寄せをされ、挙句の果てには「自転車のクセに車道走ってんじゃねえぞ!」と怒鳴られたものです…。
スマホもSNSも車載カメラもない時代ですから、そのまま大人しく轢かれない様に端を走り続けるしかありませんでした。
それに比べると、現在はこういったドライバーに遭遇する確率はだいぶ少なくなってきています。
但し、やはり自転車が車道を走っていると、ドライバー側は「危ないな」「邪魔だな」と心の中では感じているに違いありません…。
今回は、簡単ではありますが、そういったドライバー心理を緩和するコツをいくつかご紹介いたします。
◯自分がクルマを運転している時に危ないなと感じるサイクリスト
①周りがみえていない感じがする
②必死に踏んでいる感じがする
③フラフラしている
④目が合った時にメンチを切られた感じがする
◯走っている位置は一緒なのに妙に安心感を覚えるサイクリスト
①優雅なハンドサインで周囲に気を配っていることが伝わってくる
②時折脚の回転を止めて惰性をうまく使いながら走っている
③まるでレールの上を走っているかの様な安定感がある
④目が合った時にウインクをされた
キーワードは「気遣い」と「安定感」になりますでしょうか。
路上を走る際は、ドライバーの気持ちになって色々と工夫をしながら走ってみると、徐々にコツが掴める様になってきますよ。