2020ツアー・オブ・ジャパン開催中止
本日、「2020ツアー・オブ・ジャパン」の開催中止が発表されました。
まずは、新型コロナウイルス問題が日々悪化する中で、各種開催準備を進めていただいた関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
1年を通して準備を進めてきた大会なだけに、私といたしましてもなんとかして開催したいと思い、事態が好転することを日々願って参りました。
しかしその願いも届かず、2020年大会を開催することが難しくなりました。
ツアー・オブ・ジャパンの開催コンセプトは「地域貢献・社会貢献」が主軸となっておりますが、現在の状況を鑑みると、子供達やお年寄りが会場に集まり、地元が大いに盛り上がるという状況はとてもつくりだせそうにありません…。
また、ツアー・オブ・ジャパンは国内では最大規模のUCI-1クラスの国際レースであり、海外チームの参加が見込めない現状では、レースそのものの価値を保つことができなくなってしまいます。
そして、大阪から東京に向けて多くの関係者が移動する巨大イベントでもあり、万が一クラスターの発生原因になるようなことがあれば、関係者の皆様に多大なるご迷惑をかけてしまう恐れがございます。
これまではなんとかして開催したいと思い、皆様と共に開催準備を進めて参りましたが、直近の状況悪化により、希望の灯が消えてしまいました。
大変苦しい決断ではございますが、出場選手、観戦者、関係者の皆さまの健康と安全を最優先に考え、2020ツアー・オブ・ジャパンの開催を中止することを決定いたしました。
いつもツアー・オブ・ジャパンという巨大な大会を支えてくださっている皆様には心から感謝しております。
2021年に再スタートが切れるよう精進いたしますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
尚、このあと16時より、以下の内容にて開催中止会見を行います。
「新型コロナウイルスの影響によるここまでの流れ」
2月25日 日本政府が新型コロナウイルス感染症対策の基本方針発表
2月27日 全国の小中高・特別支援学校に3月2日から春休みまでの休校を要請
2月28日 2/23-29UAEツアー2020が途中で終了
3月4日 UAEツアーで6人の感染確認
3月4日 TOJの開催可否決定を4月中旬頃に行う旨を関係者へ通知
3月5日 3/7ストラーデ・ビアンケ(イタリア)は開催延期
3月5日 3月のレース参加自粛を表明するUCIワールドチームが続出
3月6日 3/11-17ティレーノ~アドリアーティコ(イタリア)は開催延期
3月6日 3/22ミラノ~サンレモ(イタリア)は開催延期
3月12日 3/23-29ボルタ・ア・カタルーニャ(スペイン)は開催延期
3月13日 5/9-31ジロ・デ・イタリアは開催延期
3月13日 3月開催のベルギークラシック4レースは開催中止
3月14日 3/8-15パリ〜ニース(フランス)が途中で終了
3月15日 UCIが新型コロナウイルス感染拡大地域でのレース中止を要求(4月3日まで)
3月16日 上記UCIの勧告を受けTOJの開催可否決定を4月3日前後に前倒し
3月16日 4/28-5/3ツール・ド・ロマンディ(スイス)は開催中止
3月16日 4/6-11イツリア・バスク・カントリー(スペイン)は開催延期
3月16日 3/20-22ツール・ド・とちぎは開催中止
3月17日 3/25開催予定だったTOJ公式記者発表は開催中止
3月17日 4/12パリ〜ルーベ(フランス)は開催延期
3月17日 4/22フレッシュ・ワロンヌ(ベルギー)は開催延期
3月17日 4/26リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)は開催延期
3月17日 4/5ロンド・ファン・フラーンデレン(ベルギー)は開催延期
3月18日 UCIが感染拡大地域でのレース中止要請を延長(4月いっぱい)
3月18日 4/19アムステルゴールドレース(オランダ)は開催中止
3月18日 日本政府が欧州など38か国からの入国者に14日間の待機要請
3月20日 日本政府が大規模イベントの開催や学校再開に向けて協議を開始
3月22日 6/10-16ツアー・オブ・スロベニアは開催中止
3月24日 東京五輪の開催延期が決定
3月24日 2020TOJの開催中止を正式決定
※補足:UCIアジアツアー1クラスの「ツアー・オブ・ジャパン」は、ルール上、海外チームを5チーム以上招待しなければならない