公式記者発表開催中止
2020年3月25日(水)に東京・恵比寿にて開催を予定していた「2020TOJ公式記者発表」について、本日、ツアー・オブ・ジャパン組織委員会は開催の中止を発表いたしました。
楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ございません。
また、冠協賛社のNTN株式会社様をはじめ、公式記者発表へのご協力をお願いしておりました関係者の皆様におかれましても、多くの準備作業などが一旦流れる形となってしまい、大会ディレクターとして大変心苦しいかぎりです…。
3月15日付けで、UCI(世界自転車競技連合)は、WHO(世界保健機関)によって新型コロナウイルス感染拡大の危険にさらされていると特定された地域に於いて、UCI国際カレンダーのいかなるサイクリングイベントも中止にするよう主催者に要請を行いました。
また、UCI国際カレンダーの全てのイベントについて、3月15日からさらなる通告があるまで、もしくは4月3日まではUCIポイントの付与は凍結すると発表しました。
今年の「ツアー・オブ・ジャパン」の開幕は5月14日となっておりますので、大会の開催可否を決めるにはまだ若干の猶予があるものの、先週末から更に大きく悪化した世界情勢と共に、上記UCIの処置を受けて、基本的に「ワクワクするイベント」であるはずの「公式記者発表」を、方向性がみえていない来週に開催することは、いろいろな意味で困難であると判断した次第です。
そんな中、4月開催予定の本場欧州のメジャーレースも延期か?、といった声も少しずつ聞こえはじめてきております…。
UCIアジアツアー1クラスの「ツアー・オブ・ジャパン」は、ルール上、5チーム以上の海外チームを招待しなければならず、仮に大会を開催できたとしても、海外チームを招聘できないと、現在のルール上はレースが成立しないことになっていまいます。
今年の大会の開催可否の判断につきましては、UCIの開催中止勧告の目安となっている4月3日前後の状況を確認した上で、改めて判断を行いたいと思います。
不安定な状況下で準備作業を続けられている多くの関係者の皆様に心から感謝するとともに、一刻もはやい事態収束を願っています。