誰のために、何のために、なぜそれをするのか
本日、「2018ツアー・オブ・ジャパンステージ反省会」及び「2019ツアー・オブ・ジャパンステージ全体会議」を開催いたしました。
大阪から東京にかけて広域で開催される「ツアー・オブ・ジャパン」にとって、大会関係者が一堂に会する機会というのは、一年のなかでもほんの数回しかありません。
ですから、そんな貴重な時間のなかで、各実行委員会の方々と直接言葉を交わし、自分のたちが置かれている状況を再確認することはとても重要な取り組みとなります。
何事に於いてもそうですが、ある事業を進めるにあたっては、「誰のために」、「何のために」、「なぜそれをするのか」という要素を明確に決める必要があります。
私は、「ツアー・オブ・ジャパン」の仕事に就いた2014年に、「TOJ NEXT10」という中期構想を策定しました。
その中に書かれている内容というのは、主に以下の項目になります。
◯誰のために
ツアー・オブ・ジャパンが開催される各地域のため(社会貢献・地域貢献)
ツアー・オブ・ジャパンが開催される各地域のため(社会貢献・地域貢献)
◯何のために
ツアー・オブ・ジャパンが開催されている各地域と自転車界(自転車レース開催事業)が利益を生み出せる仕組みを構築する(ビジネスモデルの構築)
ツアー・オブ・ジャパンが開催されている各地域と自転車界(自転車レース開催事業)が利益を生み出せる仕組みを構築する(ビジネスモデルの構築)
◯なぜそれをするのか
自転車を活用して地方創生を支援し豊かな社会づくりを進めるため(交通・健康・環境問題を改善し長期的な国家財政の正常化を支援)
自転車を活用して地方創生を支援し豊かな社会づくりを進めるため(交通・健康・環境問題を改善し長期的な国家財政の正常化を支援)
上記の中期構想を策定してから4大会が終了しましたが、まだまだ道半ばではあるものの、「ツアー・オブ・ジャパン」の存在意義というものは、着実にステークホルダーに対して周知されているように感じます。
一方で、このブログのタイトルにもなっている「ワールドツアー化への道筋」というのは、現状、まったくと言って良いほど具体化はされていません。
「ツアー・オブ・ジャパン」のワールドツアー化は、「ツアー・オブ・ジャパン」のみがグレードアップしても意味がなく、国内チームや選手の強化とセットで考えていく必要があります。
ですから、「ツアー・オブ・ジャパン」がワールドツアーを目指すためには、国内の各競技連盟と連携し、もっとマクロな視野での構想を策定していく必要があるといえます。
引き続き、自転車界全体としての大きな目標を設定し、それに向かってしっかりと現場の「PDCA」をまわしていきたいと思います。