きっかけはTOJ
2016年に「ツアー・オブ・ジャパン」に新たに加わった「京都ステージ」。
その戦いの舞台は京都府南部に位置する「京田辺市」と「精華町」になります。
2015年から先行して「ツアー・オブ・ジャパン」に参画した「いなべステージ」では、大会期間外以外にも多くの関連イベントがすでに実施されており、「ツアー・オブ・ジャパン」のコースの一部を利用した参加型レースや、グルメライド、子供向け自転車安全教室などが積極的に展開されています。
そして2017年の大会に向けては「京都ステージ」に於いても、「京田辺市」と「精華町」が中心となってレース期間以外の関連イベントが実施されることになりました。
先日、その取り組みのなかの一つとなる「京田辺市・精華町共同プロモーション映像制作」の撮影のために「京田辺市」及び「精華町」へ行ってきましたが、ロケ中に木津川沿いのサイクリングロードで自転車に乗ったご夫婦にお会いしました。
ロケ日が日曜日だったということもあり、木津川沿いのサイクリングロードには本当に多くのサイクリストが走っていたのですが、地元の方の話では「ツアー・オブ・ジャパン 京都ステージ」が開催されたあとTOJコース周辺を走るサイクリストの数は確実に増えたとのことで、ロケ中にお会いしたご夫婦もなんと「ツアー・オブ・ジャパン」を観戦したことがスポーツ自転車に乗り始めるきっかけになったとのことでした。
以下、ご夫婦のお話を少しだけご紹介します。
「地元で国際自転車レースが開催されるということでコース沿道で待っていましたが、なかなか来ないので待っているだけで疲れてしまいました(笑)。その後、ゴール地点へ移動してレースを観戦、最初は日本人ががんばっていたのに最後は外国人選手に抜かれて残念でした。ゴールしたあとの選手たちの脚をみてビックリ!外国人選手も日本人選手もみんな脚がゴボウみたいに細くて、私もあんな脚になりたくて夫と一緒に京都市内の自転車屋へ行って一式即買いしましたよ。夫はもう大きな車輪のスポーツ自転車が欲しくてなってしまい近々また買いに行くかもしれません。私は膝が悪いのですが自転車は長時間運動ができてとても良いですね。」
「ツアー・オブ・ジャパン」を観戦したことがきっかけとなり、実際にスポーツ自転車に乗りはじめたというお話を聞けて個人的にとても嬉しくなりました。
こういったイベントを開催していると、日常的には「お願いをする」「謝る」「頭を下げる」という作業が大半を占めるので、どうしても精神的にネガティブになりやすくなります。
しかし、上記のように「ツアー・オブ・ジャパン」がきっかけとなって「ポジティブな何か」が生み出されるのであれば、引き続き喜んで様々な努力を継続させていきたいと思います。