待望の人材発掘事業
今年の年末(2016年12月24日~29日)に、「将来の自転車選手の発掘」を目的としたJCF(公益財団法人日本自転車競技連盟/ナショナルフェデレーション)公認の「JCFナショナルタレントハブ合宿」が三重県内で開催されます。
個人的には、「人材発掘」こそが長期的にみて最も必要なこと(もちろんそのあとの育成も同じくらい大切ですが)だと感じているので、今回、同発掘企画が実施されることは大変喜ばしいことですし、JCFとしても素晴らしいチャレンジになると感じています(東京五輪には間に合わないかもしれませんがそのあとの未来には確実にポジティブな影響をもたらすことでしょう)。
但し、「発掘作業」というのはある意味で確率論の世界であり、「宝くじは買わなければ当たらない」という概念と一緒で、短・中期的に結果が伴わなくても、長期的に粘り強く継続していかなければならい、実施する側の忍耐力を試される取り組みとなっていくのは間違いありません。
また、「発掘作業」を行っても、その先のフェーズへ進むために重要となってくる「システム(育成や安全確保など)」の構築や、「付加価値の創造(そもそも自転車競技に取り組むメリットがなければ人材は流入してこない=当選金額10円の宝くじを100円で買うひとはいない)」も同時進行的に進めていかなければなりません。
そんな、待望の人材発掘事業がスタートするわけですが、今回は、BMX・MTB・ロード・トラックの4種目が対象競技となっているほか、「地域コーチ育成」のプログラムも含まれているようです。
私自身が3年ほど前からモソモソと進めている「JrIDE PROJECT」の理念や活動内容と重複している部分も多く、早い時期に同事業とうまく連携を図っていきたいとも感じています。
更に、今回、ロードの合宿予定地となっているのが「ツアー・オブ・ジャパンいなべステージ」が実施される「いなべ市内」となっており、「ツアー・オブ・ジャパン」を通じた「人材発掘」という部分にもうまく繋げていけたら、とも考えております。
ものごとの成果の多くが「ひと」に左右されることは誰しもが理解しているところです。
今回の事業(チャレンジ)を通じて「有能なタレント」が数多く発掘されることを期待するとともに、我々としても可能な限り同事業をサポートしていきたいと感じています。