連携
先週末は、静岡県清水町で開催された「清水町ゆうすいクリテリウム」の会場へ行って参りました。
この大会の運営に関わっている多くのスタッフの皆さんが「ツアー・オブ・ジャパン 伊豆ステージ」の実行委員会のメンバーということもあって、我々「ツアー・オブ・ジャパン大会関係者」にとっても親近感の湧くレースとなっています。
すでに当ブログをはじめいろいろな媒体で訴えてきたことではありますが、いまの日本の自転車界に最も必要とされている要素(取り組み)というのは、間違いなく「横のつながり=連携の強化」であることは誰しもが感じているところです。
そういった意味では、各レースの運営メンバーがお互いの持ち場を超えて各レースで協力し合う環境というのは、とても前向きなことだと思います。
元々、関連団体(企業、協会、チームなどなど)の数が必要以上に多岐に渡ってしまっている国内の自転車界が、いまから積極的にひとつにまとまっていくということは、なにか大きな理由がない限り決して簡単なことではありません。
「まとまる(特に合併)」ということは、当然、人員削減や組織内部の再編などが伴うことになり、また、再編作業には多くの労力が伴うため、そこには「ひと」にとってはネガティブな要素がてんこ盛り状態で待ち受けています。
「組織」にとっての正義は目先レベルでは「ひと」にとって迷惑なことが多く、だれがみても進めるべき「連携」が一向に進まない状態がよく起きてしまうのでしょう。
共に戦うには、なんでも良いので「共通の目標」、もしくは「共通の利益」というものが必要となります。
それを生み出すことがリーダーの役割なのはいうまでもありません。
「清水町ゆうすいクリテリウム」にはそんなリーダーの存在がありました。
リーダーの「やり方(手腕)」というのはそれこそ多岐に渡っていますが、しかし、人が集まってなにかを創り出すという「アウトプット」は最後に必ず実行されます。
いま私の周辺には多くの「連携」の兆しがあります。
ひとつひとつをなんとかつなぎ合わせていきたいものです。