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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

26回目の挑戦

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2024年最初の更新となります。

2024年は、元旦に発生した「令和6年能登半島地震」に続き、翌2日には羽田空港で「日本航空516便衝突炎上事故」も発生し、波乱の年明けとなってしまいました…。

地震により大きな被害を受けた能登半島は、かつて「輪島ロードレース」が開催されていた地域であり、私自身にとっても思い出の地であります。

102251_02.jpg「2012年Jプロツアー最終戦JBCF輪島ロードレースでワンツーフィッシュを飾った」
(c)Tatsuya.Sakamoto

102251_03.jpg「Jプロツアーの年間タイトルを獲得し輪島塗りの優勝カップを手にする増田成幸選手」
(c)Tatsuya.Sakamoto

被災された皆さまならびにそのご家族の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

また、避難されている皆さまには体調に留意されるとともに、復旧作業に従事されている皆さまの安全と、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

Yahoo!基金 令和6年能登半島地震 緊急支援募金

今年、ツアー・オブ・ジャパンは26回目の開催を迎えます。

1996年に前身大会の「国際サイクルロードレース(1981年〜)」から「ツアー・オブ・ジャパン」へと改名したので、年月でみると今年で29年目を迎えるTOJですが、途中、2003年は「SARS(重症急性呼吸器症候群)」により、2011年は「東日本大震災」、そして2020年は「新型コロナウイルス感染症」によって開催中止を経験してきたので、開催回数でみると3回減の26回となってしまいます。

私自身も、1996年から選手、監督、主催者としてTOJに関わり続けてきたので、上記3回の開催中止はすべて異なる立場で経験してきました(その時々で様々な感情を経験しました…)。

やはり、40年以上に亘って日本国内の広範域に渡る地域で開催を続けてきた国際スポーツイベントのため、直接的・間接的に様々な自然災害などと対峙してきた歴史となっています。


我が国は、位置、地形、地質、気象などの自然的条件から、自然災害が発生しやすい国土です。その中で、大阪から東京にかけて長距離を移動しながら開催していく巨大なスポーツイベントを継続するには、大きな志と共に、その時々の状況に合った運営体制を構築していく柔軟性も求められます。

人生も自転車ロードレース同様にアップダウンの連続です。26回目の挑戦となるTOJは、引き続き、地域のため、若者たちの未来のために、我々の哲学に沿った形で努力を続けて参ります。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

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