スポーツイベントの状況
新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、国内ではサッカー「Jリーグ」が26日の「Jリーグカップ」の試合を延期することを発表しています。また、3月前半に予定されているJ1からJ3までのリーグ戦については、本日の理事会で開催延期を検討するとのこと。
一方、ここ数日で200人以上の感染者が確認されたイタリアでは、伝統のレースが開催中止に追い込まれつつあります。
「3/7 ストラーデビアンケ」、「3/11〜3/17 ティレーノ~アドリアティコ」、「3/21 ミラノ~サンレモ」の3月開催のレースの開催が危ぶまれており、主催者であるRCSスポーツのヴェーニ氏は、「イタリア国内での感染拡大を非常に心配している。特にティレノ〜アドリアティコとミラノ〜サンレモが影響を受ける可能性があり、現状、プランBは用意していない。もし政府がロンバルディア州(ミラノ)のスポーツイベント開催を禁止とする場合、代替えコースを用意するのは難しい状況。」とコメントしています。
一方、5月9日〜31日に開催予定の「ジロ・デ・イタリア」については、現時点で中止を決定するには時期尚早であるともしています。
尚、イタリアのジュゼッペ・コンテ首相は、この日曜日に予定していた全てのスポーツイベントの中止を検討していると発表しています。
一方、我々TOJは5月17日開幕なので、現時点ではまだ開催の可否を判断できる状況にはなく、不安を抱えながらも粛々と開催準備を進めている状況にあります。
本日「厚生労働省」より「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解」が更新され、その中で「これからの1〜2週間が急速な拡大に進むか収束かの瀬戸際である」と言明されていました。
また、WHOは現時点ではパンデミックという言葉を使うのは事実に即してはいないものの、今後起こり得る可能性はあるとし、十分な注意を呼びかけています。
各種情報をみていくと、ここ1〜2週間の状況によって、今後のスポーツイベントの方向性がある程度みえてくるように感じます。
我々の様に都内勤務の者からすると、通常通勤時間帯の「満員電車」に乗っていること自体が、最も優先的に「自粛」すべきことの様にも感じますが、やはりそこは経済に関係することなので積極的な自粛の対象にはなっていません…。
自分たちでコントロールできないものと向き合い続けることは決して簡単なことではありませんが、問題が解決することを信じてできることを継続していきたいと思います。