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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

中部三県合同会議

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毎年、「ツアー・オブ・ジャパン」の「南信州ステージ(長野県飯田市)」、「美濃ステージ(岐阜県美濃市)」、「いなべステージ(三重県いなべ市)」の3ステージの関係者が集まって開催される「TOJ中部三県合同会議」に出席いたしました。

今回の開催地は2016年以来となる岐阜県美濃市です。

「ツアー・オブ・ジャパン」は、前身大会となる「国際サイクルロードレース」の時代には、すべてのステージ(といっても当初は大阪と東京の2大会でしたが…)を自転車普及協会(主催:自転車月間推進協議会)が取り仕切る形で開催されていましたが、時代とともにその運営形態が変化していき、現在は「各ステージ実行委員会制」が採用されています。

その実行委員会制(地域が主導する形での地域密着型ステージ)の最初のステージとなったのが「南信州ステージ」であり、その後、「南信州ステージ」が牽引する形で「美濃ステージ」が誕生し、更に2015年より「いなべステージ」が開催されるようになりました。

「南信州ステージ」がはじまって今年で14回目、「美濃ステージ」は12回目、そして「いなべステージ」が5回目の開催となっています。

ものごとすべてに言えることですが、時間が経過していくということは、継続するだけでなく、新しい取り組みにも着手することが求められるという側面があります。

そういった意味では、来年で15回目の開催を迎える「南信州ステージ」を筆頭に、各ステージが置かれた状況に合わせた「新しい価値」の想像が必要になってくるわけです。

大阪から東京へ向かう「8日間8ステージ」という国内ではダントツの大きさ(難易度)を誇る「ツアー・オブ・ジャパン」ですが、現状、すべてのステージを東京の事務局のみで取り仕切るのは非常に困難な状況です。

ですから、各ステージの地元の皆様の協力というものが必須であり、それに対して我々がどの様な「開催メリット」を提供していけるかという相互関係の構築が非常に重要になってきます。

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今回の中部三県合同会議に出席し、この開催メリットというものを改めて真剣に考えていかなくてはならないな、ということを強く感じた次第です。

競技者出身の私は、つい「レース」を中心に「ツアー・オブ・ジャパン」という国際ロードレースを考えてしまいがちですが、「ツアー・オブ・ジャパン」の本質というのは、「地域のためのイベント」であり、むしろ各地域にある伝統的な「お祭り」などに近い価値を持った存在であるべきなのかなと感じたりもしています。

「良いレースを開催したいから各地に協力してもらう」という自転車界目線でのレース開催の時代はとっくに終わっています。

「自転車レースの開催を選択してくれた地域のために良いレースをつくる」という発想が正義であり、これからも「ツアー・オブ・ジャパン」はその哲学を大切にしながら未来を切り開いていきたいと思います。

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