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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

カイゼン

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昨日は「ツアー・オブ・ジャパン いなべステージ」のコース視察のため、三重県いなべ市へ行って参りました。

今年で3回目の開催を迎える「ツアー・オブ・ジャパン いなべステージ」ですが、フィニッシュエリアのコース取りなどについて比較的大きめの変更を予定しております。

今回の変更計画についてはいくつかの理由が存在していますが、その中でも最もプライオリティが高い項目が「お客さんの利便性向上」という要素になります。

かつて、私が自転車競技をはじめた頃というのは、公式大会になればなるほど、「お客さんに配慮した会場及びコースづくり」というのを聞くことが“ありません”でした。

むしろ、「観客立ち入り禁止エリア」などが随所に設置してあり、知らずにそこに足を踏み入れようものなら、審判や警備員などから、さながら犯罪を犯したかのような怒号を浴びてしまったものです…。

もちろん、レースの安全が最優先ですから、安全を脅かす行為があった際に注意喚起することはとても大切であり、それらは現在のレースに於いても遵守されるべき事項ではあります。

しかし、そもそもレースを開催する上での優先順位が「お客さんではなかった」ことは明らかであり、現代では考えられないほどにレースを観戦する側にとっての環境が過酷であったことは間違いありません。

現在、「ツアー・オブ・ジャパン」でアンケートなどを実施すると、やはり「観戦難易度の高さ」に関するご指摘は数多くいただきます。

ですから、今後もお客さんにとっての観戦環境を積極的に改善していきたいと考えております。

幸い、「ツアー・オブ・ジャパン」は各ステージの実施をそれぞれの「実行委員会」が担当するというシステムを採用しており、その実行委員会の主体の多くが自治体となっていることから、「お客さんのための会場づくり」という正常なマインドがきっちりと保たれています。

各自治体にとって「ツアー・オブ・ジャパン」を開催することの目的が、シンプルに「ひとを集めること」に直結しており、「目的」と「取り組み」とが一致している理想に近い状況となっています。

その様な状況下にある組織というのは、自らの意思で「カイゼン」に取り組むことができ、誰かに強制されることなくアップデートを繰り返していけるのです。

そういった意味で考えると、「ツアー・オブ・ジャパン いなべステージ」は、若い自治体職員の皆さんが中心となって「地域のためにツアー・オブ・ジャパンを盛り上げたい」という正常なマインドセットを有しており、ステージ個別の意思で「カイゼン」に取り組める、素晴らしいサイクルのなかに身を置いているといえます。

人間というのは、まず「目的」を持ち、そして「自主的」に行動することによって、その能力と成果を最大化させることができます。

自らの意思で「カイゼン(もちろんチャレンジも)」に取り組める環境を創ることこそ、正常進化を続けていくために最も重要な要素なのだと感じました。

20thTOJ
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