中学生ジャーナリストが美濃ステージを報道
海外選手にインタビューする美濃中の取材陣
第3日は美濃ステージ。前夜からの強い雨はスターティングセレモニーが始まるころにはすっかりあがり、晴れ間も見えるように。旧今井家住宅前には昨年同様、たくさんの人が詰めかけた。
そんな人たちに混じり、地元の美濃市立美濃中学校(西部慎一校長、生徒数412人)の生徒会の生徒が選手を取材にやってきた。生徒会長の神園知季さん(14)と広報委員長の西部勇さん(14)が交代で選手にインタビュー、編集してお昼の校内放送でその模様を放送する。神園生徒会長は外国人選手へ英語で取材しており、「自分たちで質問を考え、英語に訳し、先生にチェックしてもらった」といい、「みんなやさしい感じがして、温かかった。とてもやりやすかった」と喜んだ。
岐阜県教委ではイントラネットを整備しているが、昨年、県内すべての公立学校で学校間総合ネットを敷設し終えた。今年は同教委の担当者も美濃中学校の取材を「取材」しており、岐阜県e−チャンネルのサイトでも放送されるほか、VODでも後日見ることができるという。ただし、同ネットはクローズドで、一般の方は県総合教育センターなどでしか見ることができないという。
広報委員長になって2カ月という西部さんは、今日がカメラを使って外で取材するのが初めてという。「外国人選手らのTOJへの意気込みが聞けてよかった」と胸をなで下ろしていた。(朝日新聞・前田光司)