堺実行委員長はかつての名選手、斧隆夫さん
堺ステージの大会会場に立つ斧隆夫さん
堺ステージは昨年の大阪ステージから名称が変更された。そして、今回、はじめて堺ステージ実行委員長を務めるのが、日本を代表するロード選手だった斧隆夫さん(64)だ。
斧さんは大阪府柏原市にある自転車メーカーのパナソニックサイクルテックの特命担当総括顧問で、最初の実業団選手だった。67年の全日本選手権男子個人ロードで優勝し、海外でのレース経験もある元日本チャンピオン。
そんな、斧さんの自転車にかける思いは熱い。斧さんは「この大会はまさに日本を代表する国際ロードレースです。この大会をきっかけに、多くの人が自転車に興味を持ってもらえればと思います。そして、堺市は日本の中で自転車産業の発信地になっています。だからこそ、レースの名称を『堺ステージ』にした意味は大きい」と話した。
堺市内から集まったボランティアスタッフは約600人。斧さんをはじめこの大会は、堺市に住む多くの人たちに支えられている。(岡田由佳子)