TOJステージ全体会議を開催 〜国内最長8ステージのレースの裏側〜

2月18日(火)に、TOJ2025開催に向けた「ステージ全体会議」を開催しました。
1月下旬から実施してきた全ステージのロケハンを踏まえ、今回のステージ会議では主に共有事項の確認がメインとなりました。全ステージの関係者が参加し、各ステージの準備状況や課題について活発な意見交換が行われました。
「ツアー・オブ・ジャパン」という巨大なスポーツイベントにとって、関係者が一堂に会する機会はとても貴重で重要です。遠く離れた場所にいる「同志」と想いを共有するための全体会議は欠かせない存在です。コロナ禍以降、この重要なステージ全体会議もオンライン形式がメインとなっていますが、デジタルの力で距離の制約を超えて連携できるようになったことは、私たちにとっても非常に大きな助けになっています。
TOJは国内最長の8ステージから成るレースで、各ステージは実行委員会形式を採用しており、極端に言えば、8日間連続でワンデーレースを開催するような複雑さとなっています。
大阪をスタートし東京へと向かうこのレースは、エリアが広く、日数も長いため、開催経費も必然的に大きなものとなります。一地域で開催されるワンデーレースや数日のステージレースとは比較にならないほどの調整と準備が必要です。
コロナ禍では、やむを得ずTOJを3日間の短縮開催としたことがありましたが、この時は狭いエリアで本当に一瞬で終わったという印象が強く残っています。「TOJがもし3日間のレースだったらこんなに負荷が低いんだ」と感じてしまいした。
もちろん、他のレース形式が容易だと言いたいわけではありませんが、もしTOJが海外チームを招きやすい時期に短期間で開催することになったとしたら、予算配分も変わり、異なる魅力と選択肢を打ち出せる可能性はあります。
しかし、TOJの本当の価値というのは下記にあります。
1. 既存8ステージの地域すべてに根ざした美しさと多様性
2. アジアでも最長クラスのステージレースとしての難易度
3. 一度走れば様々な形態のレース経験が得られる総合力
これらの特徴があるからこそ、TOJには今でも世界中から出場を熱望する海外チームからオファーが絶えません。
現在、TOJは「若手の登竜門」として2クラス開催形式を採用し、プロチームだけでなくクラブチームも参加できる環境を提供しています。さらに、地域の子どもたちに安全教育を含めた様々な価値を提供することも重要な使命としています。
今年もステージ全体会議を通じて、改めてTOJを開催することの大変さと、同時にその価値の大きさを実感しました。その上で、皆さんにもTOJの素晴らしさを知っていただきたいと強く感じています。
開幕まで3ヶ月を切りました。引き続き精一杯準備を進めてまいります。各ステージの詳細情報や見どころは、今後も公式HPやSNSなどでも発信して参りますので引き続き宜しくお願いいたします。