定期的な自転車メンテナンスで快適ライドを!
今回は、ロードバイクのメンテナンスについてお話しします。ロードバイクを快適に乗り続けるためには、日々のちょっとしたメンテナンスが効果を発揮します。
そんなに難しい内容ではなく、下記メンテナンスを習慣づけることで、自転車が長持ちすると共にトラブルを未然に防ぐことにも繋がりますので、是非参考にしてみてください。
1. タイヤの空気圧チェック
最近のロードバイクのタイヤはどんどん太くなっているので、比較的低圧になっても十分に走れてしまいますが、適正空気圧に収まっていないと、リム打ちパンクなどの原因にもなるので、乗車前には必ず空気圧をチェックするようにしましょう(所用時間30秒)。尚、タイヤの適正空気圧はタイヤサイドに表示されています。栗村は28Cのタイヤですが体重が57kg前後なので4~5kPaと低めで乗っています。
2. 乾拭き洗車
自転車に乗ったあとは、少し濡らしたウエスやタオルなどでまずは油類が付着していない箇所をサッと拭き上げる様にしましょう。フレームやホイールだけでなく、バーテープやサドルも拭くことをオススメします。特に夏場は汗がかなり垂れてしまうので、放置しておくと錆や腐食の原因となります。あと、バーテープやサドルは放置していると徐々に臭くなっていくこともあります(所用時間1分30秒)。
3. 駆動まわり洗浄
ある程度の距離を乗ったあとは毎回チェーンにオイルを差すことが理想的です。クランクを逆回転させながら適量をチェーンに差していき、そして「油汚れ用のウエス」でチェーン表面のオイルを拭き取ります。その後、チェーンリングやスプロケット、プーリーなども拭き上げます。この一連の作業で日常の駆動まわりの洗浄代わりになります(所用時間1分)。
ここまでで合計3分。継続は力なりです。
4. ネジの緩みなどチェック
10cmくらいの高さから自転車を落としてみて、ビビり音がしないか確認してみてください。どこかが緩んでいると軽いバイブレーション音が発生します。普段から行なっていると違いがわかるようになります。
5. 雨天走行後及び水洗い洗車後の注意点
自転車には「水」をあまりかけない方が良いです。ただ、がっつり洗車するには定期的な水洗いは有効です。プロの水洗いサービスもありますので、ここでは水洗いの詳細は省きますが、水洗いでも雨天走行後でも、翌日にはなんらかの形で自転車に乗ってあげることをオススメします。ローラーの場合は固定タイプだとヘッド周りが動かないので3本ローラーが良いですね。以前、水洗いを行ったあとそのまま数週間放置していたロードバイクの回転部分が固まってしまったという話しを聞いたことがあります。また、自分自身も雨のライドイベント参加後に自転車を水洗い&水拭きしてキレイにしたものの、そのまましばらく乗らないでいるとヘッドパーツが終わってしまったことがありました。各パーツはシールドされているものの、どうしても水や細かな砂利は入ってしまうことがあるので、回転部分はちゃんとまわしてあげるようにしましょう。