世界最大の自転車レース明日開幕!
「於:1989年フランス・ブルターニュ地方(17歳)」
明日(6/29)、世界最大の自転車レース「第111回ツール・ド・フランス」がイタリア・フィレンツェで開幕します。
「ツール・ド・フランス」が国外でグランデパール(第1ステージのスタート)を迎えるのは今回で26回目となりますが、イタリアでの開幕は史上初となります。
私が初めてフランスに渡ったのは1989年、17歳の時でした。その年のツール(76回大会)はルクセンブルクで開幕し、猟銃事故から復活したグレッグ・レモンが最終日の個人タイムトライアルで奇跡の大逆転勝利を飾りました。
そして今年、その1989年以来、最終日の個人タイムトライアルが南仏ニースで開催されます。果たして35年ぶりの最終日逆転劇が再び見られるのでしょうか。
今年も熱々な7月のお祭りをたっぷりと楽しみましょう!
と、そんなツール開幕のタイミングと共に、UCI(世界自転車競技連合)から今年のツアー・オブ・ジャパンの通信簿が届きました。
ここ数年、ツアー・オブ・ジャパンにはUCIから経験豊富なチーフコミセールが派遣されています。彼らはグランツールなどのトップレースを知るベテランであり、そんな彼らの言葉はツアー・オブ・ジャパンや国内レースを支える関係者の真の価値を示していると思います。
若かりし頃の私も含めてになりますが、欧州のプロレースを多少かじった日本の選手や関係者の評価とはまた違った景色が見えてきます。もちろん改善しなくてはならない点は多々ありますので謙虚であり続ける必要はありますが、我々の価値を低く見積り過ぎない様に注意しながら新たな価値を創出していきたいと思います。(緑の評価バーは合格を意味しており決して3段階中の1ということではございません。問題があると赤で表示されます)