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栗村修のワールドツアーへの道

KURIMURA's Blog

日本トラック中距離ナショナルチーム快挙!

102285_01.jpg「トラック中距離ナショナルチームをまとめるベテランの窪木一茂選手はTOJ2023東京ステージの勝者」

パリ五輪でのメダル獲得を目指す日本トラック中距離ナショナルチームは、香港で開催されたUCIトラックネイションズカップ第2戦男子チームパシュート(兒島直樹、橋本英也、窪木一茂、松田祥位)に出場し、予選で日本記録を約2秒も更新する3分48秒127(アジア新記録)をマークして決勝でも見事銀メダルを獲得する活躍をみせました。

これにより同種目のパリ五輪出場権獲得がぐっと近づいてきています。

今回のメンバーのうち、窪木一茂選手はTOJ2023の東京ステージで見事ステージ優勝を飾っており、また、兒島直樹選手も積極的な走りで相模原ステージまで山岳ジャージをキープする走りをみせていました。

近年の日本トラック中距離ナショナルチームの活躍は男女各種目とも素晴らしいものがありますが、改めて世界のロードレース界を見渡してみると、特にオーストラリアやイギリスを中心にこのチームパシュートで活躍した選手が、後に世界のトップロード選手に成長していくケースが多くみられます。

ちなみにチームパシュートの世界記録は以下の様になっています。

4,000mT.P. W.R.
3分42秒032
ITALY
Simone Consonni
Filippo Ganna
Francesco Lamon
Jonathan Milan
※2021年8月4日|東京五輪|伊豆ヴェロドローム

ご覧にようにメンバーの4名中3名が現在UCIワールドチームに所属する一流ロード選手です。

そしてこの種目に於いて、世界記録と日本記録の差が、6秒差まで縮まってきたのは長くこの世界に身を置いている身としては大変な驚きだったりもします。

トラックは、ロードレース以上にフィジカルのパワーが成績に直結する種目であり、自転車競技の基本ともいえます。

トラック中距離の強化に成功した国からは、若干のタイムラグを経て良いロード選手が量産される傾向があるので、今後も日本トラック中距離ナショナルチームの活躍に注目してきたいと思います。

102285_02.jpg「TOJ2023に於いて前半のステージから積極的に逃げて山岳ジャージを着続けた兒島直樹選手」

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