多摩ロードレース開催
「レース当日は現地ではなくてお台場のスタジオで解説を担当しました」
11月に、レインボーブリッジと東京ゲートブリッジを自転車で走る総合型自転車イベント「GRAND CYCLE TOKYO」の「レインボーライド・マルチスポーツ」が開催されたばかりですが、先週末は、東京五輪自転車ロードレースのレガシー大会となる「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」が開催されました。
コースは、1964年に開催された東京五輪と2021年に開催された東京五輪の二つの五輪コースを取り入れたワンウェイルートとなっており、それなりの交通量のある市街地を広範囲に渡って規制する難易度の高い(運営目線で)レースとなりました。
また、フィニッシュエリア横の「味の素スタジアム」では、2日間に亘ってエンデューロレースを含めた様々なイベントが開催され、GRAND CYCLE TOKYOアンバサダーの武井壮さんと稲村亜美さんが中心となって盛り上げに寄与していました。
「武井壮さんって50歳だったんですね(驚)」
今回の「GRAND CYCLE TOKYO」ですが、令和5年4月に公開された予算上では、お台場と多摩の2つのイベントを合わせて、東京都の負担金が32億円弱となっていました。
これまでの国内自転車イベントとしては圧倒的な予算規模であり「さすが東京都」といった感じがいたします。ちなみに8ステージ開催のツアー・オブ・ジャパンを10回ほど開催できてしまう数字ですね。
あくまで非公式ですが、公開されている予算額でみた国内の主要ロードレースイベントの規模感は以下の様な順となります。
↓GRAND CYCLE TOKYO(合計3日間、お台場、多摩)
↓ツール・ド・九州(3ステージ、4日間、福岡、熊本、大分)
↓さいたまクリテリウム(1レース、2日間、さいたま市)
↓ツアー・オブ・ジャパン(8レース、9日間、大阪→東京)
↓ジャパンカップ(2レース、3日間、宇都宮市)
予算規模ではなかなか敵わないイベントも多いですが、ツアー・オブ・ジャパンはツアー・オブ・ジャパンの哲学を大切にし、前身大会から数えると40年以上続いている伝統を未来へ継承していきたいと思います。
「子供たちに大人気のそらジローと木原さんも登場。翌日の多摩ロードレースの天候をプロの視点で解説いただきました」