入国制限まとめ
先週お伝えいたしました様に、世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」がデンマーク・コペンハーゲンで開幕し、連日大きな盛り上がりをみせています。
我々国際レース主催者としては、コロナ禍以降の真の正常化が見えはじめてきたタイミングでもあり、国境を跨ぐ形で開催されている今年の「ツール・ド・フランス」の動向は非常に気になるところであります。
今回は、6月から大幅に緩和された日本の入国制限を再確認しつつ、今後の国内UCIレース開催に向けた動向などを改めてチェックしていきたいと思います。
◯日本の入国制限の状況
6月1日から日本の入国制限が大幅に緩和し、新型コロナウィルスの感染リスクが低い国・地域からの来日や帰国の際は、これまで入国者全員に行われてきた入国検疫でのPCR検査や、自宅待機などが免除されることになりました。
これらは日本在住者からするとかなりの緩和策になる一方で、海外からの観光客にとっては「まだまだ厳しい」というのが素直な印象の様です…。
具体的にみてみると、外国人が日本への観光を希望する際、許可を得た旅行会社のグループツアーなどへの参加が基本となり、そのツアー参加者でないと観光ビザが発行されないルールになっているとのことです。また、陰性証明書やワクチン接種証明も必要で、いずれにしてもビザの申請が必須となります。
ヨーロッパの多くの国では入国制限を完全撤廃する流れとなっていますが、日本への入国については、まだ一定のハードルが存在しているのが現状となっています。
◯海外チームの招聘について
選手の国籍や日本へ出国する際に滞在している国の違いなどにより、申請するビザの種類などを含めて、様々なケースが考えられるのが現状となっています。
日本への入国制限が大幅に緩和されたのは事実ではありますが、一方で、主催者事務局にとってはまだまだ大きな負荷がかかる作業であることには間違いありません。
このあと、国内で開催が予定されているUCIレースの動向を注視しつつ、できることがあればしっかりとサポートしていきたいと思います。