始める人、継続する人、変える人
本日は、2022年10月1日〜2日に大分県大分市で開催される「第9回 OITAサイクルフェス!!!」の第1回実行委員会に参加いたしました。
私自身、第1回大会から同大会のアドバイザーを務めておりますが、思い返せば、同大会がはじまる時というのは、中心メンバーの皆さんの並々ならぬ努力やご苦労があり、大会終了後などには涙を流す関係者の方などもいらっしゃいました。
これだけの規模の大会なので、全てが順調に円滑に思い通りに進むなんてことはまずあり得ず、スタート時の巨大なエネルギーはもとより、継続していくためのいろいろな苦労、進化するための定期的なアップデートなど、ここに至るまでの実行委員会や事務局の皆さまの努力の総量というのはとても大きかったのは言うまでもありません。
そして、私自信にとっても同大会に関われたことは貴重な経験となりました。それは「スタート」「継続」「変化」という全ての要素を間近で見続けることができたからです。
物事には大きな括りとして「始める事」「継続する事」「変える事」の3つの要素が存在しています。
どれもみな必要な要素であり、スタートのためのチャレンジが無ければ物ごとは「始まり」ませんし、「継続」のための地道な努力が無ければ火は消えてしまいますし、変わることを恐れて時代の「変化」から目を背け続けていれば、事業・団体・人であっても遅かれ早かれ時代の波に淘汰されていってしまいます。
そういった意味では「始める人」「継続する人」「変える人」というのは、それぞれがそれぞれを補完し合う関係にあり、大きな事業を長期間継続していくためには、全タイプ(役割)の人材をチーム内にバランスよく揃える必要があるといえます。
しかし、それぞれが必要な存在であるにも関わらず、表面上の性質(役割)が違うため、時にぶつかり合ってしまい、チームが空中分解してしまうなんてことも少なくなかったりします。この話しは「OITAサイクルフェス」の話しではなく、なにかをはじめ継続していく全ての物ごとに当てはまる内容だったりします。
現状、私自身はどちらかというと「継続」の役割を担うポジションに多く就いていますが、元々は「始める」や「変化」が得意な人間でもありました。
年齢と共に「継続」を担当する割り合いが増えてきたわけですが、ある意味で全部の立場の気持ちを理解できるので、どれかに偏ることなく、常に俯瞰した視点でバランスのとれた判断を行なっていきたいと強く感じています。
多くのエネルギーを必要とする「スタート」と「変化」、そして忍耐力と正確さを必要とする「継続」。それぞれがそれぞれを尊重して高め合っていける環境の構築こそが大切なのだと思います。