入国制限の緩和
現在、2022年ツアー・オブ・ジャパン開催に向けて粛々と準備を進めておりますが、通常開催に戻すために重要となってくるのが、海外チームを招聘するために必要な入国制限の緩和になります。
そんな中、11月8日に日本政府が新型コロナウイルスに関する入国制限を大幅に緩和し、事前の審査を済ませていることを条件に、入国後の待機期間をこれまでの「10日間」から「原則3日間」に短縮することを発表しました。
ワクチンを接種した訪日ビジネス関係者は、海外出張の日本人帰国者を含めて、入国後の待機期間が原則3日間に短縮されます。
3日間の待機期間以降の7日間については受け入れ先などの管理の下、外出や公共交通機関の利用なども認められるとのことなので、主催者側が管理することで海外チームのレース参加が可能になるとも解釈できそうです。
一方、UCIレース出場選手が「ビジネス関係者」にあたるかどうかなど、今後、確認しなくてはならないことは多々ありますが、それでも海外チームを招聘する形での国際レース開催に向けて一筋の光が差した形になります。
尚、入国時の手続きなどはそれなりに煩雑な様なので、内容次第では対応できないレース主催者などもでてくるかもしれません。
経団連からは、ワクチン接種者の待機免除のほか、ワクチン証明などをデジタル化し、空港での書類手続きの簡素化を早急に実現するべきだとする要望書が提出されたとのことなので、今後、コロナの感染状況が悪化しなければ、更なる緩和が期待できるかもしれません。