自分たちにできること
このたびの「令和元年台風19号」により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。まずは皆様の安全と一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。
台風19号による各地の被害状況が大きく報道されています。特に今回は日本列島をすっぽりと覆うほどの巨大な台風だったため、「◯◯地方が被害に遭った」という表現が難しいほど被害エリアが広域にわたっています。
近年、世界中で自然災害が数多く発生しており、日本国内だけでも、数ヶ月に一度は大きな災害が起こっている感覚です…。
災害が発生してまず感じることは、「自分たちになにができるのか?」ということです。
被災地の皆さんは目の前に山積する問題と対峙し、解決のための行動を必死に模索されている状況にありますが、被災地以外の人たちというのは、その状況を報道などを通じて知りつつ、様々な思いを巡らせてしまいます。
そんな被災地以外の人たちの精神状態が大きくクローズアップされたのが、2011年の東日本大震災の時でした。
東日本大震災発生時、私自身は宇都宮にいました。そして、その時に西日本エリアの方々などが非常に困惑されている状況を目の当たりにしました。
なかには思う様に行動を起こせないことで自分自身を責めたり、人間関係がギクシャクして疲弊されてしまう方などもいたようです。
恐らく被災地以外の人間ができることというのは、普段通りに生活し、支援のプロの皆さんをバックアップするための手段を自分なりに探すことなのだと感じます。そして、それぞれの考えや立場にあった支援というものを、それぞれのレベルで実行すれば良いのだと思います。
現地に足を運んでダイレクトに人助けができれば一番良いのですが(もちろんその行動が迷惑になってしまうパターンもあります…)、まずは大きな不安の中にいる被災地の皆さんに気持ちの部分で寄り添い、そして、自分たちができることを小さなことでも良いので行うのがベストだと感じます。
今週末に開催が予定されている「ジャパンカップサイクルロードレース」の地元である宇都宮市でも多くの被害がでています。そんな中、地元の皆さんの懸命な復旧作業により、本日、予定通りに大会が開催されることが主催者より発表されました。
地元チームである「宇都宮ブリッツェン」もチャリティを予定しているとのこと。
私自身も金曜日から宇都宮入りしますので、同じ国際サイクルロードレース主催者として、まずは自分ができることをしっかりと行ってきたいと思います。
◯すでにはじまっている緊急災害支援基募金
「令和元年台風19号緊急災害支援募金」