選択の連続
「ツアー・オブ・ジャパン」の準備を進めるということは、すなわち「選択の連続」である、と言っても過言ではありません。
もちろん、ひとが生きること自体が「選択の連続」なわけですから、なにも「ツアー・オブ・ジャパン」に限ったことではありませんが…。
それにしても、この「選択する」という作業は本当に神経をすり減らします。
そもそも、選択するための立ち位置が違えば平気で答えが逆さまになりますし、また、選択したことによる効果を計るための時間軸が変われば、これまた答えはいかようにも変化します。
下記に、これまでの人生で得た「選択をするための教訓」をいくつか挙げてみますが、思いつきで書いただけでも「相反する教訓」が出現してしまいます…。
◯面倒だと思う(あとあと大きな問題になる)ことは早めに対処する
↑
相反する
↓
◯慌てて対処すると良い結果を得られない
問題に対する選択というのは頻繁に出現します。一般的には早めの対処が望ましいのでしょうが、物事によっては一旦時間を置いて落ち着いてから対処した方が良いケースもあったりします。
◯失敗を恐れずにどんどんチャレンジしてチャンスを掴む
↑
相反する
↓
◯種を巻いたらチャンスがやってくるまで腰を据えて待ってみる
チャレンジ無くしてはなにも得ることはできませんが、一方で、むやみやたらに手を出してもすべてが中途半端になるリスクがあります。また、例え素晴らしい発想や取り組みだったとしても、周囲の理解や準備が追いていない状態で前進を続けてしまうと、ハレーションが大きくなり、結果、頓挫してしまうことも少なくないでしょう。
この様に「選択」という行為には、明確な方程式が存在していません。
しかし、もし無理矢理にでも「方程式」を設定しなければならないのであれば、「目指すべきもの」、もしくは、「守るべきもの」を明確にするべきなのでしょう。
そして、そのどちらかを満たす選択を行うことが、長期的にみてその「選択」を 正しい方向へと誘ってくれるはずです。