テクノロジーと自転車ロードレース
たまに電車の中などで、自分が生きているかわからない遠い未来のことを考えることがあります。
これまでもブログなどで触れたことのある内容ではありますが、これから起こるであろうテクノロジーの進化と自転車ロードレースの関係性について、改めて「妄想」を交えて考察してみたいと思います。
ということで、今後起こることが想定される自転車ロードレースに関連したテクノロジーの進化を以下に挙げてみたいと思います。
◆データ系
近年、「パワーメーター」というペダリングの際に生み出される「出力」を計測できる機器が一気に普及しました。その結果、今後、選手たちの「走りの見える化」が進むと予想されます。
◯レースに出場した選手全員のパワーデータを集計することにより、フィニッシュでの着順に加えてレース中に各選手がこなした仕事量が可視化される。
◯その結果、これまでは評価が難しかったアシスト選手たちの力量が明確化され、リザルトとは違った視点での「最強の選手」が導き出される。
◯GPS端末の進化により、レース中の各選手の動きを細かく追えるようになり、パワーデータと連動する形でレースの内容をコンピューターグラフィックなどで再現できるようになる。
◯監督車に乗った監督がVRを装着して、バーチャルリアリティの世界から各選手に戦術の指示を出せるようになる。
◆観る系
これまではモト(オートバイ)に乗ったカメラマンが映像を撮影していましたが、今後は出場する全選手のバイク(自転車)に高画質のアクションカメラが装着され、それらがライブ映像に乗るようになるでしょう。また、ヘリコプターの代わりに進化したドローンが何機も飛び、多角的な空撮が可能となると予想されます。
◯コンピューター制御によりコントロールされたドローンが選手の走りを前後左右から捉え、また、選手のバイクにも360度をカバーできるカメラが装着される。
◯その結果、ARを利用した端末で視聴者がよりリアルな形で自転車ロードレースを視聴(体験)できる様になる。
◯「今日は◯◯選手になってツール・ド・フランスの◯◯ステージを観戦する」、という視聴方法が開発される。
と、ちょっと考えてみただけでも色々な可能性が導き出されてきます(わくわくしますね…)。
上記の妄想のうち、果たして何個が近い将来に現実になっているのか今から注目していきたいと思います。