TOJキッズ ウィーラースクール指導者講習会 supported by JrIDE PROJECT
先週末に、「ツアー・オブ・ジャパン」の大会事務局を担当している「一般財団法人日本自転車普及協会」がある東京・目黒の「自転車総合ビル」に於いて、「TOJキッズ ウィーラースクール指導者講習会 supported by JrIDE PROJECT」を開催いたしました。
これまでも何度かお伝えしてきたように、現在「ツアー・オブ・ジャパン」では、「TOJ NEXT10」という長期構想を掲げ、国際自転車ロードレースを利用した「地域貢献活動」の実施と、長期的に継続可能な国際自転車ロードレースの「ビジネスモデル」の構築を目指しています。
今回実施した「TOJキッズ ウィーラースクール指導者講習会」は、「ツアー・オブ・ジャパン」の目標の一つでもある「全ステージで子供向け自転車教室を併催する」というミッションを達成するとともに、「ツアー・オブ・ジャパン」の枠を超えて、全国に「子供たち(主に中学生以下)を指導できる人材をもっと増やしていきたい」という想いを胸に企画された講習会です。
これまでの「ツアー・オブ・ジャパン」に於ける大会期間中の「子供向け自転車教室」の開催実績としては、2015年の「いなべステージ(ステージ前日の移動日に実施)」、2016年の「京都ステージ(レース開催日/地元小学校体育館内)」、「美濃ステージ(レース開催日/フィニッシュエリア会場内)」などとなっています。
また、レース開催期間以外では、多くのステージで「子供向け自転車教室」が地元の学校などを中心に展開されています。
但し、現状に於いては、国際レースの開催と並行して同日に「子供向け自転車教室」を併催することはなかなかの難易度であるほか、「ウィーラースクール」の第一人者である「ブラッキー中島氏(お忙しい方なので)」のスケジュールを8日間いただくことは正直困難な状況です。
ですので、大会としての目標である「全ステージでレース当日に子供向け自転車教室を併催する」ためには、ウィーラースクールを実施できる指導者を我々自身が育成していき、独立した「子供向け自転車教室実施チーム」を組織しなくてはならない状況となっているわけです。
こういった活動が実を結ぶには、それなりの時間が必要であり、一度やると決めた活動をコツコツと粘り強く継続していかなければなりません。
前例がなく、また、明確な答えもみえない取り組みを積極的に進めることは決して簡単なことではありませんが、それでも「ツアー・オブ・ジャパン」のあるべき未来がみえているからこそ、各開催地のためにこういった活動を継続していきたいと思います。