大会終了のご挨拶
「第19回 ツアー・オブ・ジャパン」は、大会史上初となる8日間8ステージの全日程を無事に終了いたしました。
胸が熱くなるたくさんのドラマを生み出してくれたチーム・選手の皆さま、会場で選手たちへ大きな声援を送ってくださいました世界に誇れる素晴らしい観客の皆さま、各ステージの実行委員会の皆さま、大会を支えてくださいました協賛社の皆さま、完璧にレースをコントロールしてくださった審判団の皆さま、そして、大会の開催をサポートしてくださいました後援・協力の各団体様に対し、心より感謝の気持をお伝えしたいと思います。
私自身、「大会ディレクター」としてはじめて挑む大会となりましたが、本当に多くの方々の支えのお陰で、大きな事故なく今この瞬間を迎えることができました。
もちろん、大会を通じて、多くのお叱り・ご指摘・ご要望などもいただいており、期間中はとにかくひたすら謝り続け、そして分単位で起こるあらゆる問題に対処し続けていたことが、正直、記憶の大半を占めています…
それでも、レースも後半に入ったころからポジティブな声が徐々に耳に入るようになり、そして、東京ステージが終わったあとに、「今年の大会は成功だったのかもしれない」と少しずつ思えるようになってきました。
表向きには、やはり新城選手の出場と、そして奇跡の勝利がとても大きかったと感じています。リスクを負ってまで出場を決意してくれた新城選手には心から感謝しています。
また、その新城選手の勝利をライブで伝えた「ライブストリーミング」チームの功績はとても大きなものがありました。
一方で、決して表にでることのない、有能なコミセール、その他の多くのスペシャリストたちや、地元を愛する各開催地の実行委員会の皆さんの存在が、「ツアー・オブ・ジャパン」全体を創りあげているということを改めてお伝えしたいです。
最後に個人的な想いになりますが、身を削ってまで「ツアー・オブ・ジャパン」の成功に情熱を注いでくれた事務局スタッフを心から誇りに思っています。
私が来年の大会に関われるかは、いまはまだわかりません。プロである以上、評価が伴わなければ未来はないのです。
ただ一ついえることは、いまの「ツアー・オブ・ジャパン」が必要としているのは泥臭いほどのプロ意識を持った人材だということです。