子供向け自転車教室
日本を代表する子供向け自転車教室である「ウィーラースクールジャパン」が全国の様々なイベントで活躍しています。
ウィーラースクールとは、元々、自転車競技大国であるベルギーの自転車競技連盟が子供向けにつくったカリキュラムですが、2000年代前半に日本国内に導入されると、幾つかの変化を経た後に現在の形となり、その後、様々な自治体やチーム、イベント主催者などからスクール実施の依頼が入るようになって、徐々に全国規模のプロジェクトへと成長していきました。
基本的にはボランティアベースでまわっている団体ではありますが、その潜在的な「価値」は決して小さくないといえます。
チームやレース、各種イベンドなどを運営・開催していくためには、様々な要素や価値を求められます。
ただ、チームを作ります。。。
ただ、レースを開催します。。。
だけでは、ある意味での「社会主義的なものごとの進め方」が消えつつある現代社会に於いては、お金だけでなく、場所や人の確保なども困難を極めるでしょう。
社会的価値があるのか?
関連する地域に貢献できているのか?
正直なところ「チーム」や「レース」よりも、社会的意義を重要視する「お金の出し手=スポンサー」は少なくありません。
そういった意味で考えると、ウィーラースクールが間接的に生み出してきた経済価値というのは、かなりのものがあるといえるでしょう。
本来は「子供の命と未来を守る活動」のウィーラースクールですが、その本質的な価値が、ウィーラースクールを取り入れた各媒体の価値を間接的に高め、結果、スポンサーなどの獲得をこれまた間接的に支援する結果となっているのです。
ウィーラースクールが「ベルギー自転車競技連盟」のカリキュラムであることを考えると、理想的には日本国内でも公の組織がオフィシャルに管理していくのが本来の姿なのかもしれませんが、いまはまだそこまでは手が届いていません。
これまで自力でウィーラースクールジャパンを運営してきた代表の中島氏にいつか恩返しをしなくてはいけません。