イベント
仕事上、様々なイベントに参加する機会があります。
総経費が、数十万円ほどであろう手作りイベントから、億単位のお金がかかっている巨大イベントまで、その規模感は多種多様です。
ただし、どのイベント運営にも共通していることというのは、現場のスタッフたちが情熱を持ち、過酷な作業を献身的にこなしているという部分です。
また、開催規模が異なっていても、「人を集め」、「楽しませ」、「安全に事故なく」 イベントを進行するという基本概念にはなんら変わりはありません。
要は、たくさんお金を集めて舞台を大きくし、それに見合った集客力を身につけることができれば、イベントはどんどん大きくなっていきます。
人を集めて楽しんでもらうことにかかるコストが 「一人あたり=10,000円」 だったとしたら、10万円あれば10人が楽しめる手作りイベントが開催可能となります。
この場合、参加する人が参加費として 「一人=11,000円」 を支払ってくれれば、思いっきりざっくりしていますが、合計10,000円の粗利を得ることができます。
参加費が取れなければ、「“人が集まる”ということを理由」 に、大会協賛社を募るなど、その他の収益機会を探っていくことになります。
どちらにしても、「人ひとりを集めて楽しんでもらうためのコスト」 ↔ 「人ひとりが集まることで生まれる価値」 というもののバランス感覚を失わないように、「卵が先か鶏が先か」 的にはなってしまいますが、イベント運営を続けていけばいずれ巨大な大会を創りだすことが可能となります。
どうしても、レース現場あがりの人間としては 「自転車ロードレース」 という枠を中心にレース運営を考えてしまいがちですが、やはり 「レースもイベントだ」 ということをしっかりと認識して取り組むことが重要なのだと思います。