第3ステージ レポート
5月20日（水） ツアー・オブ・ジャパン 第3ステージ（美濃／139.4km）
来場者数：26,000人
気温：31度
天候：晴れ
5月20日、快晴のもと岐阜県美濃市で『ツアー・オブ・ジャパン2015』、第3ステージとなる『美濃ステージ』が開催されました。
スタートの舞台は、美濃市のうだつの上がる街並み内の『旧今井家前』。
江戸時代初期に築かれた古い街並みが連なり、大会に参加する外国人からも好評の場所です。
そこから5名（美濃市市議会議長：太田照彦、美濃市市長：武藤鉄弘、岐阜県知事：古田肇、岐阜県県会議員：佐藤武彦、美濃市体育協会理事長：土本恭正）らの先導のもと午前9時15分に96名の選手たちがスタートしました。
周回コースを6周回する139.4kmで開催された第3ステージ。
スタートと同時にアイラン・フェルナンデス（スペイン、マトリックス パワータグ）とティモシー・ロエ（オーストラリア、ドラパック プロフェッショナル サイクリング）の2選手が先行します。
その後、ロエが単独となり、110km地点まで単独で逃げ続けました。
そしてロエが最終周回を前に加速するメーン集団により吸収されると、そこからいくつものアタックがかかりましたが、決定的なものはなく、集団ゴールスプリントの展開となりました。
先に仕掛けたのは第1ステージの勝者であるブレントン・ジョーンズ（オーストラリア）をエースとするドラパック プロフェッショナル サイクリング。
しかし、ニコラス・マリーニ（イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ）がゴールライン直前で彼を交わして先着し、第3ステージの区間優勝を挙げました。
今季プロデビューした21歳のマリーニにとっては、嬉しいプロ初勝利となりました。
集団ゴールスプリントの展開となり、メーン集団はタイム差なしの結果のため、ラファー・シティウィ（チュニジア、スカイダイブドバイ プロサイクリング）が個人総合時間賞、アダム・フェラン（オーストラリア、ドラパック プロフェッショナルサイクリング）が新人賞を保持。
山岳賞リーダーのマッティア・ポッツォ（イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ）も2回
設定された山岳ポイントを2回とも2位で通過し山岳賞をキープしました。
ポイント賞は僅差となりましたが、個人総合時間賞のリーダーであるシティウィがリードを守っています。
個人総合時間賞 ラファー・シティウィ選手のコメント：
「あまり動きのないレースで、有力チームはみな、ゴールスプリントに備えているような印象だった。今日、自分たちは（個人総合時間賞の）リーダージャージを守ることが大切なことだった。そしてチームメートたちはみんな自分のジャージを守るために素晴らしい走りをしてくれた。チームメートに感謝している」
区間賞 ニコラス・マリーニ選手のコメント：
「自分は山が得意ではないが、山岳ポイントではチームメートたちが強力にサポートしてくれた。スプリントが始まり、最初はドラパックの選手たちが先行していたが、残り100mからスプリントを仕掛け、優勝することができた。プロ初勝利はとても嬉しいし、自分を信じてくれているチーム、そして日本のスポンサーであるNIPPOにも感謝している。
明日5月21日（水）は長野県飯田市で第4ステージとなる『南信州ステージ』が開催。
