第1ステージ レポート
5月17日、ツアー・オブ・ジャパン第1ステージ堺が、大阪府堺市の大仙公園周回コースを使って開催されました。
気温26度の晴天にも恵まれ、会場には7万1千人もの観客が集まりました。
第1ステージ堺は、出場全選手が1人ずつ30秒おきにスタートする個人タイムトライアル
となっており、選手たちは2.65kmのコースを平均47.8kmのスピードで1周回走って、タイムを競いました。
ベストタイムはブレントン・ジョーンズ(オーストラリア、ドラパック プロフェッショナルサイ
クリング)の3分19.17秒。2位のニール・ヴァンデルブローグ(ニュージーランド、アヴァン
ティ レーシング)に0.61秒差を付けて、区間賞を挙げました。ジョーンズ選手は総合成績でも首位となり、総合時間賞のグリーンジャージを獲得しました。
また、同時にポイント賞、新人賞も獲得、この日に設定された全4賞を独占する形となりました。
この日の日本人最高位は中根英登(Nakane Hideto 愛三工業レーシングチーム)で、走行タイムは3分22.73秒。区間では8位でした。
ブレントン・ジョーンズ選手のレース後のコメント:
「短いタイムトライアルは得意。自分にとってもチームにとっても、今年のツアー・オブ・ジャパンを最高の形でスタートさせることができた。去年も同じステージを走っており、そこでの経験が今回の好成績に繋がったと思う。今季初勝利であり、これからのシーズンでより多くの勝利を狙っていきたい。明日からのレースでは、自分でもなくてもいいので、チームでグリーンジャージを保持していきたいと思う」
中根英登選手のレース後のコメント:
「チームの最終走者であったため、先に走ったチームメートや、2013年に区間優勝している西谷泰治コーチからアドバイスをもらうことができたのが、好成績の秘訣だと思う。自分でも驚くような成績だった。今回チームには自分を含めて山岳に近い選手が4名いるので、次からのステージでは、みんなで助け合っていくつかのステージでの区間優勝、また総合成績でも上位をめざして頑張りたい」
明日の5月18日(月)は移動日となっており、選手たちは三重県へと移動し午後にはコースを試走予定。翌19日(火)に三重県いなべ市にて、第2ステージいなべが130.7kmで開催されます。