ジロU23でルーク・ランパーティ選手がステージ優勝
「ツアー・オブ・ジャパン2023」が終了してから2週間ちょっとが経過いたしました。
TOJで活躍した選手たちは休むことなく次の戦いに向かっていますが、その中で、TOJ2023でステージ3勝とポイント賞獲得と大活躍をみせたルーク・ランパーティ選手(トリニティ・レーシング)が、「U23版 ジロ・デ・イタリア」の「Giro Next Gen(2.2U)」で早速ステージ優勝を飾っております。
このレースは、「U23版 ツール・ド・フランス」の「Tour de l'Avenir(2.Ncup)」と並んでトッププロ選手への登竜門的なレースであり、ランパーティ選手のトップチームへの移籍がより現実的になってきたともいえます。
今後、「ツアー・オブ・ジャパン」も上記の「Giro Next Gen(2.2U)」や「Tour de l'Avenir(2.Ncup)」の様な位置付けのレースを目指していきたいと考えており、今年の大会でランパティ選手の様な将来有望な選手に来日いただけたことは、大会としても非常に有意義なチーム招聘だったと感じております。
8日間のバラエティに富んだ周回コース開催される「ツアー・オブ・ジャパン」は、ひと昔前までは「少し変わったステージレース」と言われることがありましたが、最近では海外チームや選手、本場のコミセールからなどから高い評価をいただくことが増えてきました。
「ツアー・オブ・ジャパンは8日間で様々なタイプのレースを経験することができ、特に若い選手にとっては多くを学べる貴重な1週間である」。こう語ったのは今年本場からやってきたベルギー人のチーフコミセールで、グランツール全てで執務しているベテランコミセールからいただけた前向きな言葉はTOJの本質的な価値を示していると感じております。
いつか日本の象徴である富士山ステージを制して、TOJを実力で獲る若い日本人選手が現れることを主催者として願い続けます。
今回は、若かりし頃に「ツアー・オブ・ジャパン」で活躍したのちに世界のトップ選手への昇り詰めた代表的な選手たちをご紹介いたします。
※ワールドチームなどのトップチームに所属して来日した選手は除く
◯2023年大会
ルーク・ランパーティ(アメリカ)20歳
TOJ2023ポイント賞・堺・美濃・相模原ステージ優勝
ルーク・ランパーティ(アメリカ)20歳
TOJ2023ポイント賞・堺・美濃・相模原ステージ優勝
2023年ジロ・デ・イタリアU23ステージ優勝
◯2019年大会
クリス・ハーパー(オーストラリア)当時24歳/185cm67kg
TOJ2019総合優勝・富士山ステージ優勝
TOJ2019総合優勝・富士山ステージ優勝
現ジェイコ・アルーラ(WT)所属
◯2018年大会
マルティン・ラース(エストニア)当時24歳/176cm74kg
TOJ2018東京ステージ優勝
TOJ2018東京ステージ優勝
現アスタナ・カザクスタン(WT)所属
◯2014年大会
ヒュー・カーシー(イギリス)当時19歳/191cm69kg
TOJ2014山岳賞・新人賞
TOJ2014山岳賞・新人賞
現EFエデュケーション・イージーポスト(WT)所属
2020年ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位、ステージ優勝
2020年ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位、ステージ優勝
◯2012年大会
ジュリアン・アレドンド(コロンビア)当時23歳/164cm58kg
TOJ2012山岳賞・南信州ステージ優勝
元トレック・セガフレード(WT)所属
2014年ジロ・デ・イタリア山岳賞、ステージ優勝
2014年ジロ・デ・イタリア山岳賞、ステージ優勝
◯2010年大会
マイケル・マシューズ(オーストラリア)当時19歳/178cm72kg
TOJ2010ポイント賞・堺ステージ優勝・総合4位(スプリンターながら富士山ステージ4位)
TOJ2010ポイント賞・堺ステージ優勝・総合4位(スプリンターながら富士山ステージ4位)
現ジェイコ・アルーラ(WT)所属
2017年ツール・ド・フランスポイント賞
ツール・ド・フランスステージ4勝
ジロ・デ・イタリアステージ3勝
ブエルタ・ア・エスパーニャステージ3勝
2017年ツール・ド・フランスポイント賞
ツール・ド・フランスステージ4勝
ジロ・デ・イタリアステージ3勝
ブエルタ・ア・エスパーニャステージ3勝
◯2008年大会
サイモン・クラーク(オーストラリア)当時21歳/175cm63kg
TOJ2008南信州ステージ優勝
TOJ2008南信州ステージ優勝
現イスラエル・プレミアテック(WT)所属
2022年ツール・ド・フランスステージ優勝
2012年ブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞
ブエルタ・ア・エスパーニャステージ2勝
2022年ツール・ド・フランスステージ優勝
2012年ブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞
ブエルタ・ア・エスパーニャステージ2勝
◯2007年大会
クリス・フルーム(イギリス)当時22歳/186cm68kg
TOJ2007伊豆ステージ優勝
TOJ2007伊豆ステージ優勝
現イスラエル・プレミアテック(WT)所属
ツール・ド・フランス4勝
ジロ・デ・イタリア1勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ2勝
ツール・ド・フランス4勝
ジロ・デ・イタリア1勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ2勝
新城幸也(日本)当時22歳/170cm64kg
TOJ2007東京ステージ優勝
TOJ2007東京ステージ優勝
現バーレーン・ヴィクトリアス(WT)所属
2014年アムステルゴールドレース10位
2010年世界選手権ロード9位
グランツール16回連続完走
2014年アムステルゴールドレース10位
2010年世界選手権ロード9位
グランツール16回連続完走
◯2005年大会
マシュー・ゴス(オーストラリア)当時18歳/178cm70kg
TOJ2005大阪ステージ優勝
元オリカ・グリーンエッジ(WT)所属
2011年ミラノ〜サンレモ優勝
ジロ・デ・イタリアステージ2勝
2011年ミラノ〜サンレモ優勝
ジロ・デ・イタリアステージ2勝