TOJ2023 美濃ステージ レースレポート
⽇時:2023年5⽉24⽇(水曜⽇)
天候:晴れ22℃
来場者数:22,000人
ステージアンバサダー:中根英登
ホームステージチーム:愛三工業レーシングチーム
大集団でのスプリント勝負に持ち込まれた美濃ステージは、僅差でルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)が差し切り、ステージ2勝目でグリーンジャージをキープ!
ツアー・オブ・ジャパン 2023、4日目はTOJ期間内でも屈指の歴史的景観を誇る「うだつの上がる街並み」をスタートする伝統の美濃ステージ。旧今井家住宅前から4.0kmのパレード区間を経て、21kmの美濃和紙の里会館前周回コースを6周回する走行距離137.3kmに、色とりどりのジャージを着た選手達が駆け抜けた。
1周回目に入るコントロールラインを通過してメトケル・イヨブ(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)、ロレンツォ・ディカミッロ(ソフェル・サヴィーニ・デュー・オムズ)、中井唯晶(シマノレーシング)、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、兒島直樹(チーム ブリヂストン サイクリング)の5名が逃げ集団を形成、メイン集団はこれを容認。メイン集団はリーダージャージを抱えるトリニティ・レーシングがコントール。逃げ集団とのタイムギャップは一気に広がり、3周回目には最大4分以上となるが、徐々に追撃態勢を整えてペースアップ。タイムギャップ3分44秒として前半の3周回を折り返し後半戦に突入。
4周回目、メイン集団はトリニティ・レーシングとマトリックスパワータグを中心に本格的に追撃開始。逃げ集団とのタイムギャップ2分43秒として残り2周。メイン集団の猛追は手を緩めることなくペースアップ、更に1分50秒ものタイムギャップを一気に詰めて、51秒差で最終周回に突入して行く。逃げ集団からは、メトケル・イヨブ(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)、ロレンツォ・ディカミッロ(ソフェル・サヴィーニ・デュー・オムズ)の2名で最後に逃げ込みを図るが、残り9km地点を過ぎてメイン集団に吸収された。
ステージ優勝の行方は最後の集団スプリントに持ち込まれた。残り1km、チーム ブリヂストン サイクリングがトレインを組んで、最後の最後に窪⽊一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)を発射。その横を掠めるようにルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)が逆転の差し切りで今大会ステージ2勝目。窪⽊一茂は1000分の1秒の差で惜しくも2位。この結果、ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)がグリーンジャージをキープ。兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)も山岳賞ジャージを守った。
ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)のコメント:
「今大会2回目の勝利ができて、とても良い気分です。チームがしっかりレースをコントロールしてくれたので、自分の勝利につなげることができました。最終局面では他のチームが人数を揃えていたので大変でしたが、最後の1kmくらいで脚を使ってスピードをあげました。スプリントをかけたのは、ちょっと遅いタイミングでしたが、逆にそれが上手く行きました。」
兒島直樹(チーム ブリヂストン サイクリング)のコメント:
「今日はトップで2回山岳賞ポイントを通過できたことはとても嬉しいです。シマノの中井選手とは、毎日ポイントをかけて戦っているので、今日もバチバチ戦うことになりました。チームは最後惜しいところまでいきましたが、それでも良い結果だったと思います。明日も3回山岳ポイントがあるので、しっかりポイントを重ねて、レッドジャージを僕の物にできるように頑張ります。」
第4ステージ順位
1位 ルーク・ランパーティ (トリニティ・レーシング) 3時間08分01秒
2位 窪木 一茂 (チーム ブリヂストン サイクリング) +0秒
3位 イエルン・メイヤス (トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) +0秒
個⼈総合時間賞(グリーンジャージ)
1位 ルーク・ランパーティ (トリニティ・レーシング) 9時間09分46秒
2位 ジャンバルジャムツ・セインベヤール (トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) +12秒
3位 ゲオルギオス・バグラス (マトリックスパワータグ) +14秒
個⼈総合ポイント賞(ブルージャージ)
1位 ルーク・ランパーティ (トリニティ・レーシング) 67pt
2位 イエルン・メイヤス (トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) 46pt
3位 ゲオルギオス・バグラス (マトリックスパワータグ) 41pt
個⼈総合⼭岳賞(レッドジャージ)
1位 兒島 直樹 (チーム ブリヂストン サイクリング) 22pt
2位 カーター・ベトルス (ヴィクトワール広島) 10pt
3位 中井 唯晶 (シマノレーシング) 8pt
個⼈総合新人賞(ホワイトジャージ)
1位 ルーク・ランパーティ (トリニティ・レーシング)
2位 リアム・ジョンストン (トリニティ・レーシング)
3位 ルカ・イェンニ (EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチーム)