三菱地所 presents ツアー・オブ・ジャパン 2022 第3ステージ 相模原 レースレポート
岡 篤志が雨中のゴール前200mで飛び出し相模原ステージを制す
⽇時:2022年5⽉21⽇(土曜⽇)
天候:雨19℃
来場者数:18,000人
大会3日目は2年目の開催となる相模原ステージ。
市内橋本公園から本村賢太郎相模原市長、観光親善大使の片山右京氏らが参加のパレード走行でスタートを切り、4.6kmのニュートラル区間を経て、「かながわの橋100選」にも選ばれている景勝地、旧小倉橋を渡った所でアクチュアルスタート。
串川橋から鳥居原ふれあいの館前を回る、1周13.8kmを7周回で行われた。
レースは激しい雨の中、1時間以上にも及ぶ激しいアタック合戦が永遠と続きサバイバルレースの様相。4周回目に山本哲央(チーム ブリヂストン サイクリング)、岡篤志(EFエデュケーション・NIPPO デヴェロップメントチーム)、鈴⽊譲(愛三⼯業レーシングチーム)を含む8名の逃げが決まる。
メイン集団の先頭はレースリーダーを抱えるチーム右京がコントロールをし始めて、ようやくここでレースが一旦落ち着きを見せる。
レースは終盤6周回目で逃げ集団8名に対して、11名の追走集団が32秒差と詰める。メイン集団とは1分52秒差。
6周回目後半の登り区間、追走集団が逃げ集団に追い付き、19名という強力な逃げ集団を形成。メイン集団に2分以上のタイム差を付け、逃げ切りの可能性が出てくる。
最終周回、逃げ集団19名の中から下り区間を活かしてレオネル・キンテーロ・アルテアガ(マトリックス パワータグ)がアタック。
このアタックにライアン・カバナ(ヴィクトワール広島)、山本哲央が合流し、後続におよそ10秒差を付けて逃げ込みをはかるが、登り区間に入って再度集団は一塊に。
残り5km、先頭はアタックとけん制を繰り返しながらも、この集団に3名を送り込んでいるマトリックス パワータグが主導権を握った状態で残り500mからスプリントを開始。
位置取りよくラスト100mのコーナーを先頭で曲がった岡篤志が、後続を逃げ切り1位でフィニッシュ。2位にはレオネル・キンテーロ・アルテアガが入り、これで今日時点でのブルージャージを獲得。
個人総合グリーンジャージは、ネイサン・アール(チーム右京)がキープ。山岳賞レッドジャージは⼩林海(マトリックス パワータグ)が逆転、新人賞ホワイトジャージは宮崎泰史(宇都宮ブリッツェン)がそれぞれ獲得した。
岡 篤志(EFエデュケーション・NIPPO デヴェロップメントチーム)のコメント
「本当に応援ありがとうございました。海外チームとしての参戦ということで、絶対に何か成績を残さなくてはいけないと思っていましたが、今日は何としても逃げて優勝を狙うつもりで最初から仕掛けて、最終的に逃げ切って優勝できて本当に良かったです。最後はみんな脚がきつい状態でのスプリントでしたので、最終コーナーの手前で先頭に出て、そこから最後までもがき切りました。 UCIロードレースで勝ったのは初めてなので、本当に嬉しいです。」
ネイサン・アール(チーム右京)のコメント
「今日は比較的短いステージでしたが、とても難しいステージでした。ハイペースで、特に下りはとても速く感じました。どのチームも今日はステージ優勝を狙ってきたと思いますが、チームとしてグリーンジャージをキープすることに成功しました。 最終日もグリーンジャージでレースできることに、とてもワクワクしていますし、特別なことと感じています。明日はチームメイトのレイモンドがいますが、明日は彼の日になるのではないでしょうか。」
レオネル・キンテーロ・アルテアガ(マトリックス パワータグ)のコメント
「TOJに参加できて、ともて嬉しく思います。この機会を与えてくれたチームに感謝したいと思います。チームは第1ステージから全力で走ってきました。ですので、できるだけ良い成績で終えられるよう、明日も頑張りたいと思います。」
⼩林 海(マトリックス パワータグ)のコメント
「今日は薄着でスタートしてしまったので、体は動いていたのですが本当に寒くて辛かったです。総合5位は僕たちが望んでいる結果ではないので、ステージ優勝か、何かジャージを獲得しなくてはいけないと思って、積極的に山岳賞は獲りに行こうと思っていました。明日はチームでステージ優勝を目指しますが、僕は地元ですので全開で行きます。」
宮崎 泰史(宇都宮ブリッツェン)のコメント
「今日はチームとしてステージ優勝が欲しくて、僕も積極的に動いて逃げに乗ったのですが、チェーンを落としてプロントに残ることになってしまいました。当初はこのジャージを着られるとは思っていなかったので、良いレースができていると思います。チームは勝ちが欲しいので、明日もしっかり動いて勝利につなげたいです。」
第3ステージ順位
1位 岡 篤志(EFエデュケーション・NIPPO デヴェロップメントチーム) 2時間33分37秒
2位 レオネル・キンテーロ・アルテアガ(マトリックス パワータグ) +1秒
3位 山本 哲央(チーム ブリヂストン サイクリング) +1秒
個⼈総合時間賞(グリーンジャージ)
1位 ネイサン・アール(チーム右京) 8時間14分19秒
2位 ベンジャミン・ダイボール(チーム右京)+7秒
3位 トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)+1分36秒
個⼈総合ポイント賞(ブルージャージ)
1位 レオネル・キンテーロ・アルテアガ(マトリックス パワータグ) 26pt
2位 岡 篤志(EFエデュケーション・NIPPO デヴェロップメントチーム) 25pt
3位 ネイサン・アール(チーム右京) 25pt
個⼈総合⼭岳賞(レッドジャージ)
1位 ⼩林 海(マトリックス パワータグ) 23pt
2位 ベンジャミン・ダイボール(チーム右京)22pt
3位 トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)15pt
個⼈総合新賞(ホワイトジャージ)
1位 宮崎 泰史(宇都宮ブリッツェン)
2位 留目 夕陽(日本ナショナルチーム)
3位 吉田 圭吾(京都産業⼤学)
チーム総合順位
1位 チーム右京
2位 キナンレーシングチーム
3位 マトリックス パワータグ







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