ラインのミソは日本地図!?
TOJアシスタント
阿部隼人
皆さんこんにちはTOJアシスタントの阿部です。
今回も競輪について書かせていただきたいと思います。
突然ですが皆さん、競輪って個人戦と思っておりませんでしょうか。
もちろん全員が1位を狙いにいく競技なのである意味で正解なのですが、一方で100%正解とも言い切れなかったりもします。
競輪にはラインというものが存在しています。
ラインとは、レース中に並んで組むグループのことを指します。レース中はそのグループで共闘し、全員で勝利を狙いに行きます。
つまり、最後は個人戦ですが、それまでのレースはチーム戦のようなものなのです。
これを聞いたあなたは「じゃあそのラインが形成される基準はなんだ!」と思いますよね。
今回はそちらもご説明いたします。
ラインは主に選手の地域によって分けられます。大きく分けて「北日本」、「関東」、「南関東」、「中部」、「近畿」、「中四国」、「九州」の7地域に分かれます。その他にも「栃茨ライン」や、「埼京ライン」と呼ばれるラインもありますが今回は省略します。
選手はラインに必ずしも入るわけではなく、単独で戦う場合もあります。
私は日本地図を完璧に覚えていないのでメモしているのですが、皆さんももしよろしければ以下の表をご参考になさってください。
・北日本ライン:北海道、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島
・関東ライン:茨城、栃木、埼玉、東京、群馬、新潟、山梨、長野
・南関東ライン:千葉、神奈川、静岡
・中部ライン:愛知、岐阜、三重、富山、石川
・近畿ライン:大阪、京都、奈良、兵庫、和歌山、滋賀、福井
・中四国ライン:岡山、広島、山口、鳥取、島根、愛媛、香川、徳島、高知
・九州ライン:福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄
こちらを基に考えると、そのレースのラインがわかるようになります。わかってくるとレースの楽しみ方も増えますよね。
そして着順がライン違いの選手であると配当も高くつく場合があります。
第1回、第2回でお話したように少し冒険してみたい方などはあえて「ライン違い」で買うのも面白いかもしれません。
ちなみにですが、ラインの並び順は「逃げ」~「両」~「追」の順番になります。同じ脚質が重なった場合は、過去にお話をした「HB」等を参考にして予想すると良いでしょう。
それでは試しに出走表を見てみましょう。
こちらのレースは実際に見ておりませんが、おそらく以下のラインになるかと思います。
・6番‐4番(関東ライン)
・1番
・2番
・3番
・5番
このレースは単独で戦う選手が多いのではないかと予測されます。
加えて、「関東ライン」の2選手だけ共闘する可能性が高いので、勝率も上がるのではないかとも考えます。
このようにラインを確認してレースを楽しむ方法も1つの手段となります。
皆さんもぜひ確認してみてください。