自転車と健康と姿勢
ツアー・オブ・ジャパン組織委員会 委員長
田中栄作
2019年になりいよいよ「NTN Presents 2019 ツアー・オブ・ジャパン」が近づいてきました。そして今年もスタッフリレーブログがスタートします。
あけましておめでとうございます。TOJ組織員会委員長の田中です。
新年にふさわしい?テーマとして、今回は「自転車と健康と姿勢」についてです。
自転車(サイクリング)は、
● 血糖値を下げ糖尿病を予防する。
● コレステロールを下げ動脈硬化を予防する。
● 体の免疫力をアップする。
● 抗酸化作用を高め体を健康にする。
● 余計な脂肪を落とし体をすっきりさせる。
● 有酸素運動で心肺機能を高める。
● ストレスを解消する。
などの効果が期待できます。
また、負荷が少なく長時間の運動が可能、筋肉への負担が少ない、衝撃が少なく貧血にならない、サルコペニア(加齢に伴う筋量低下)を防ぐなどの特徴があります。
いいこと尽くしなので、私もいろんな方に勧めているのですが、気になることもあります。
最近体のメンテナンスのため定期的にカイロプラクティックに通っているのですが、そこでサイクリストの患者さんが多いと聞きました。首、膝、腰などに痛みを感じ通院する人が目立っているようです。乗り過ぎ、ポジションの不適正などが考えられますが、姿勢も問題なのではと感じています。運動のように体に負荷を掛ける場合、姿勢が悪いと負荷を分散できず、結果痛みを生じるのではないでしょうか。
自宅近くに複数の高校があり、出勤時に多くの生徒とすれ違うのですが、リュックを背負っているせいかほぼ全員腰が落ち、背中が丸まり、頭・首が前傾しています。真横から形だけを見るとまるで高齢者のようです。
そして高校生に限らず、姿勢の良くない人は多いと思います。
そもそも私が姿勢を意識するようになったのは、やまめの学校の堂城 賢さんの話を聞いてからです。無理せずにより力を発揮するには体をどのような状態にしどう使うかということから、バランスの取れた正しい姿勢の大切さに思い至りました。ただ自分で自分の姿勢を判断するのは難しいので、最初は専門家に見てもらうほうが良いと思います。
せっかく健康に良い自転車に乗る以上、より効果を高めるためにも姿勢も見直してみませんか。
ツアー・オブ・ジャパン組織員会 委員長 田中栄作